電通総研、「iPLAss Ver.4.0」をリリース
電通総研は、ローコード開発プラットフォームの最新バージョン「iPLAss(アイプラス) Ver.4.0」をリリースしました。このプラットフォームは、2012年から提供を開始しており、システム開発の生産性向上を目的としています。特に、専門的なプログラミング知識がなくても、高速かつアジャイルな開発が可能で、開発の期間短縮やコスト削減を実現しています。
「iPLAss」Ver.4.0では、最新のJava標準仕様(Java 21/Jakarta EE 10)への対応を目指し、システム開発の効率性を大幅に向上させています。また、セキュリティ面でも強化されており、利用者はより安全にシステムを運用することができるようになりました。
主な特長
1. システム性能と開発効率の向上
「iPLAss Ver.4.0」は、最新のJava 21やJakarta EE 10に対応することで、システムの性能向上に寄与します。特に、仮想スレッド機能の活用によって、大規模データ処理や大量同時アクセスにおいても、スムーズなシステム運用が可能です。このように、簡潔で読みやすく保守性の高いプログラムコードを書くことができます。
2. セキュリティの強化
最新のJava仕様の導入とOSSライブラリの最新化により、長期間のサポート体制が整えられました。これにより、セキュリティパッチが継続的に提供され、システム運用の安定性が確保され、その結果、利用者は安心して長期間にわたってシステムを利用できます。
3. 最新のUIデザインによる操作性の向上
ノーコード・ローコードにより自動生成される画面には、最新のマテリアルデザイン(Material 3)が採用されています。様々なデバイス(PC、モバイル、タブレット)に最適化され、アクセシビリティも強化されたことで、エンドユーザーは快適にシステムを操作できる環境が整いました。また、ライトモードとダークモードへの対応もあり、視認性に優れています。
「iPLAss Cloud」について
今年4月に始まった「iPLAss Cloud」は、クラウド環境と一体化したサービスです。このサービスでは、ブラウザ上での直感的なGUIを使って、インフラと開発環境を簡単に構築することができます。さらに、インフラリソースの柔軟な調整やシステム構成の変更も行え、今回の「iPLAss Ver.4.0」の全機能がシームレスに利用可能です。
未来への展望
電通総研は、「iPLAss」の機能拡充と強化に向けた取り組みを継続して行い、柔軟な開発環境を提供していきます。顧客の多様なニーズに応えつつ、技術者のシステム開発プロセスを効率化し、生産性向上に貢献することを目指しています。このような方針により、テクノロジーと人の協働による新しい価値創出を目指しています。
参考資料
電通総研は、企業・行政との連携を深めながら、テクノロジーを通じた課題解決に取り組んでいます。「システムインテグレーション」「コンサルティング」「シンクタンク」の機能を駆使し、より良い社会の構築を目指しています。