国際交流プログラム
2012-11-01 20:11:36

世界のこども日本語ネットワーク第4回「海外児童日本体験プログラム」で国際交流

世界のこども日本語ネットワーク推進事業 第4回「海外児童日本体験プログラム」



公益財団法人博報財団が主催する「海外児童日本体験プログラム」が、2012年10月19日から29日までの11日間、日本で開催されました。今回のプログラムには、世界8カ国から44名の海外の児童・生徒が参加し、特に茨城県立並木中等教育学校と栃木県宇都宮市立星が丘中学校を訪れ、日本の中学生と深い交流を持つ機会が設けられました。

プログラムの目的


このプログラムは、2007年から続く「世界のこども日本語ネットワーク推進事業」の一環であり、海外で日本語を学ぶ児童・生徒が日本語や日本文化への理解を深めることを目指しています。具体的には、学校訪問や文化体験、テーマディスカッションを通じて、異なる文化を持つ同世代が意見交換を行う場を提供しています。

参加者とカリキュラム


海外参加校の一覧


参加した海外の学校には、インドネシアのシトゥボンド国立第1中学校、カナダの聖ジョージ学園、タイのサトリー ノンタブリー学校などがあり、多様な国から中学生が来日しました。国内では、茨城県立並木中等教育学校と宇都宮市立星が丘中学校が参加し、充実した交流プログラムを実施しました。

プログラムの内容


プログラム中、海外の生徒たちは、東京タワーや浅草寺を訪れる社会体験、太鼓を使った文化体験、さらには座禅体験や精進料理体験を行いました。これにより、日本の伝統文化や社会に対する理解を深めることができました。また、学校訪問では、日本の授業や学校生活を体験し、受け入れた日本の生徒たちと交流する機会が設けられました。

学校訪問とホームステイ


10月24日には、参加した2つの国内校での学校訪問が行われ、海外生徒たちは日本の教育システムや部活動を直に見ることができました。特に、日本の生徒による吹奏楽の歓迎演奏や、茶道、弓道などの体験は、海外からの生徒たちにとって貴重な体験となりました。訪問後はホームステイを行い、日本の家庭生活を実感しながらさらなる交流を深めました。

テーマ検討発表会


プログラムのハイライトの一つは、テーマに基づいたディスカッション活動でした。テーマは「私たちにできる社会参加活動」であり、ペアとなった国内外の生徒たちは互いに意見を出し合い、地域社会に貢献するための具体的なアイデアを導き出しました。最終日に行われた発表会では、各グループが日本語でアイデアを発表し、意見交換の成果を分かち合いました。

終了後の展望


今回のプログラムを経て、参加者たちは、提案したアイデアを各自の地域で実行に移すことを計画しています。国際交流を通じて得た経験や知識は、彼らが将来のリーダーとして成長する上での礎となるでしょう。

結び


「世界のこども日本語ネットワーク推進事業」は、異文化理解を促進し、次世代を担う若者たちが互いに学び合う場を提供し続けています。今後もこのような国際的な交流の機会が続くことで、より多くの子どもたちが国境を越えて相互理解を深めることが期待されます。

会社情報

会社名
公益財団法人博報児童教育振興会
住所
東京都港区赤坂2-11-7ATT新館8階
電話番号
03-5570-5008

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