「それって妻の義務ですか?」翻訳家・村井理子さんの介護奮闘記『義父母の介護』が発売!
結婚以来、そりが合わなかった義父母の介護に奔走する日々を描いた、翻訳家・エッセイストの村井理子さんの新刊『義父母の介護』(新潮新書)が7月18日に発売されました。
8年前に義母の認知症が発覚し、5年前には義父が脳梗塞で倒れる。仕事と家事を抱えながら、義父母のケアに奮闘する日々が始まりました。しかし、急速に進行する認知症と、介護サービスを拒絶する義父の対応に翻弄され、村井さんの体力と気力は限界に。
本書では、介護の最初の一歩から、高齢者を騙す悪徳業者との闘いまで、介護の現実を赤裸々に描写。介護は妻の義務なのか?夫の出番は?といった、多くの家族が抱える疑問にも向き合います。
特に、8年前の「瓶ビール事件」は、義母の認知症を疑うきっかけとなった出来事として、本書のプロローグで詳しく語られています。この事件をはじめ、結婚以来、良好な関係とは言えなかった義父母との関係性についても、率直に綴られています。
村井理子さんは、滋賀県の琵琶湖畔で夫と双子の息子と暮らしています。著書に『村井さんちの生活』『兄の終い』『全員悪人』『家族』など、エッセイストとしても活躍されています。
本書は、介護に悩むすべての人にとって、共感と勇気を与えてくれる一冊と言えるでしょう。
書籍情報
タイトル: 義父母の介護
著者: 村井理子
発売日: 2024年7月18日
出版社: 新潮社
価格: 924円(税込)
ISBN: 978-4106110528
関連情報
書籍紹介ページ: https://www.shinchosha.co.jp/book/611052/
プロローグ先行公開:
https://kangaeruhito.jp/trial/759426