富澤商店の新たな取り組み:AIで進化するレシピ体験
富澤商店は、100年以上の歴史を持つ日本最大級の製菓・製パン材料専門店であり、最近ではBtoC向けのオンラインショップにおいて、AI技術を積極的に活用しています。特に注目されるのが、同社のオンラインショップ内のレシピコンテンツに導入された「awoo AI」です。この取り組みは、富澤商店のデジタル戦略の一環として、ユーザー体験をより豊かにすることを目的としています。
EC市場における富澤商店の挑戦
富澤商店は、急成長するEC市場の中で、AIなどのデジタル技術を取り入れ、競争力を維持しています。特にレシピコンテンツは、多くのユーザーが訪れる人気コンテンツとなっていますが、「レシピを見た後の自然な行動につなげる方法」が課題とされていました。そのため、awoo AIを導入し、顧客の関心を広げる仕組みを取り入れることにしました。
AIによる“出逢い”の体験設計
この新しい取り組みでは、レシピを単なる「作り方を知る情報」と捉えるのではなく、食材や別のレシピとの新たな出逢いを促す体験を提供します。具体的には、ユーザーがレシピを見た際に、次のアイデアや楽しみが生まれるような導線を作ります。例えば、
- - 一つのレシピが新しい別のレシピのきっかけになる
- - 初めて使う食材やその新しい使い方に出逢う
- - 自分なりのアレンジや、次に作りたい料理のアイデアが浮かぶ
こうした体験を通じて、「探す楽しさ」や「作りたい気持ち」が後押しされます。オンラインでありながら、店舗での発見を体現できるような仕組みを目指しています。
awoo AIの機能
awoo AIは、レシピデータやコンテンツ情報を解析し、関連する食材や商品、アイデアを可視化するハッシュタグやレコメンドを自動生成します。具体的には、
- - レシピ内容に応じた関連食材のハッシュタグ自動生成
- - レシピを通じた自然な導線を作る
- - 情報の整理を自動化することで、安定した体験を持続的に提供します
これにより、ユーザーはレシピを眺める中で自然と興味を広げ、「次に作りたいレシピ」に出逢うことができます。これまでの「レシピを読む」体験にとどまらず、「何か新しいことを試してみたい」と感じる要素が充実しています。
富澤商店のビジョン
富澤商店のEC事業部の課長、大舘聡さんは、約10,000SKUの商材を扱い、7,500以上のレシピを展開している中で、顧客がその魅力を十分に引き出せているか常に疑問に思っています。特に、レシピの多様性を尊重し、顧客が本当に求めているコンテンツを提供することで、想定外の出逢いや発見を創出したいと考えています。
まとめ
今回の富澤商店の取り組みは、AI技術を駆使することで、ユーザーと商品との新しい接点を生み出すことを目指しています。デジタルの力と長年の知見が組み合わさることで、オンラインでもリアルな店舗での発見と同じような“わくわく”を提供できる可能性が広がっています。ECサイトが「商品を探す場所」から「商品と出逢う場所」へと進化していくこの流れは、今後どのように展開していくのか、注目です。
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