Azoopが見据える2025年物流業界の重要課題と変革の兆し
株式会社Azoop(東京都港区、代表取締役社長CEO:朴 貴頌)は、2025年の物流業界における10大ニュースを発表し、現在の業界が直面する課題と未来への期待について考察しました。2025年には、運送業界の枠組みが大きく変わることが予想されており、特に労働環境の改善や取引の透明化が急務とされています。
1. 改正物流2法
まず注目すべきは、政府による「流通業務総合効率化法」と「貨物自動車運送事業法」の改正です。この改正は、労働環境を向上させることを目的とし、実運送事業者の持続的経営をサポートします。例えば、付帯作業の契約明記が義務付けられ、取引の透明性が確保されることで、業界全体の健全化が進むことが期待されます。
2. トラック事業適正化関連法
さらに2025年6月に施行予定のトラック事業適正化関連法も見逃せません。この法律は多重下請け構造の是正や運送事業者の許可更新制の厳格化を目的とし、業界の取引慣行に変革をもたらします。これにより、業界全体の透明性向上が図られることが期待されます。
3. 日本郵便のコンプライアンス問題
過去には日本郵便が酒気帯び確認の不備を指摘され、約2500台のトラックの許可取り消しという痛手を被りました。この事例は、物流業界全体におけるコンプライアンスの重要性を再認識させるものであり、安全管理体制の強化が急務となっています。
4. 公正取引委員会の注意喚起
公正取引委員会は、不当な商慣習を行っていた646社に対し注意喚起を行いました。この動きは、長年の荷主優位の構造が変わりつつあることを示しており、今後の取引慣行の透明化が進む可能性があります。
5. 置き配の標準化
ラストマイル配送の在り方も見直されています。国土交通省は対面手渡しから「置き配」への移行を検討し、配送効率の向上を図っています。この取り組みは、ドライバーの負担軽減や物流全体の最適化を目指しています。
6. 特定技能外国人ドライバーの採用
特定技能制度が拡充され、外国人ドライバーの雇用が進む中で、言語や文化の違いが新たなハードルとなっています。この採用は、慢性的な人手不足解消の一助となることが期待されていますが、受け入れ体制の整備が重要です。
7. 運送会社の倒産件数増加
運送業界の倒産件数はリーマンショック以来の水準に達しています。この背景には、時間外労働の上限規制が影響を及ぼしており、業界全体が収益構造の見直しを余儀なくされています。
8. 軽油価格カルテルの疑い
軽油の価格形成が組織的な談合によって操作されていた疑いが浮上し、業界全体にさらなる透明性の必要性が求められています。これが確認されれば、物流業界の経営基盤に影響を与える可能性があります。
9. ブリヂストン物流株式会社のM&A
SBSホールディングスによるブリヂストン物流の買収は、物流業界の戦略的変化を象徴する出来事として注目されています。このようなM&Aが進むことで、業界の再編が促進されることが予想されます。
10. ドライバーの賃金上昇
最後に、ドライバーの賃金が前年比で増加したことは、業界の経営努力の成果として評価されます。しかし、依然として職業としての人気が高くないため、さらなる改善が求められます。
まとめ
Azoopは「次世代に、新たな選択肢と可能性を。」を掲げ、業界の持続的な発展に寄与するためにDX推進を進めています。今後、これらの変化を通じて、運送業界が持続可能な形で発展していくことを期待しています。