「リコ活」が資金調達を実施し新サービスの充実に向けた取り組み
株式会社リライフテクノロジーは、離婚や家族再構築をトータルサポートするプラットフォーム「リコ活」を展開しています。このたび、Yazawa Venturesをリード投資家とするシードラウンドでの資金調達を完了しました。この資金は主に技術開発と事業の拡大に使われ、より多くの方々に対して革新的なソリューションを提供するために活用されます。
「リコ活」のサービス概要
「リコ活」では、夫婦の悩み相談から、離婚の方も、そして新たなスタートを希望する方々へのサポートまで、すべてのプロセスをワンストップで提供しています。このサービスでは、独自開発の課題発見型カルテを活用することで、ユーザーの心理的負担を軽減し、専門家(弁護士やカウンセラー)との最適なマッチングを図っています。
人々が抱える複雑な問題を解決するために、これまでに新規ユーザー数は年間3,100名以上、登録専門家は150名を超えています。そして、多くのユーザーと専門家のマッチングを実現し、約1,300件のマッチングを成立させています。この取り組みにより、サービス認知度は高まり、2024年までに運営メディアサイトへの流入数が100万を突破する見込みです。
離婚・家族再構築の課題
離婚や家族問題を解決するためには、相談者のニーズに適した窓口を見つけることが欠かせません。しかし、以下のような課題が存在しています。
- - 相談者自身が「心理的な問題」と「法的な問題」を区別できず、どの専門家に相談すればよいか分からない。
- - 複数の専門家に相談をする際、どこから始めれば良いかが不明で、支援が分散してしまう。
- - 離婚後の生活設計や子育てについての相談窓口が分かれていて何度も問い合わせが必要になる。
専門家の立場からも、相談者が抱える本質的な課題を十分に理解していない場合、適切な支援が難しくなることが増えています。これにより、問題解決が遅延するケースが少なくありません。
「リコ活」の革新的なアプローチ
「リコ活」は、課題発見型カルテを通じて、ユーザーの状態を可視化し、効率的な専門家の支援を実現しています。また、専門家同士の連携をつぎつぎと進めることで、問題解決を確実に進めています。これにより、ユーザーは簡単に専門家にアクセスでき、迅速な解決策を受け取ることが可能になります。
先取りするODR市場
新たな市場として、司法手続きをオンラインで完結させる「オンライン紛争解決」(ODR)の導入が進んでいます。リコ活はこの動きに呼応し、デジタル技術を駆使して、離婚問題における相談と手続きのデジタル化に取り組んでいます。これにより、従来の手続きに比べて時間が大幅に短縮される見込みです。
今後の展望
株式会社リライフテクノロジーは、引き続きシードラウンドでの資金調達を進め、リコ活の機能強化やユーザー基盤の拡大に注力していきます。2025年内には新サービスの提供も検討中で、ODRサービスとの連携やユーザー体験の向上など、さらなる施策を推進します。
また、専門家や協業先のネットワークも広げ、全国各地でのサポート体制の構築に努めていきます。家族再構築に向けた総合的なサービスとして、リコ活はより多くの方々に対して最適な解決策を提供していくことでしょう。
専門家からのメッセージ
Yazawa Venturesの創業者である矢澤麻里子氏も、「リライフテクノロジー社の取り組みは、離婚や家族問題の解決を迅速に進め、社会にポジティブな影響を与えることができる」とコメントを寄せています。
リコ活の取り組みは、離婚や家族再構築に悩む人々に新たな希望をもたらしていると言えるでしょう。これからの展開に期待が高まります。