新たな運用管理プラットフォームを発表
株式会社日立情報通信エンジニアリングは、IPテレフォニーの運用を支援するための「統合運用管理プラットフォーム」の販売を2025年9月24日から開始します。このプラットフォームは、当社製のIP-PBX「NETTOWER CX-01」や「NETTOWER MX-01」の稼働状況を一元的に管理することができる革新的なシステムです。
プラットフォームの概要
「統合運用管理プラットフォーム」は、Webアプリケーションを通じてIP-PBXの現状やトラブルを視覚的に把握することを可能にします。視覚的なダッシュボードにより、複数のIP-PBXの稼働状況を一目で確認できるため、運用管理者は業務の効率化が図れます。ユーザーは、GUIを使用して必要なデータの設定が簡単に行えるので、運用の際の手間を大きく軽減します。
市場の背景
近年、医療機関や企業におけるIP-PBXの利用は増加していますが、これに伴い運用に関わる技術者や管理者が不足しています。高齢化や人材不足が進む現在、この課題を解決するために「統合運用管理プラットフォーム」が開発されました。効率的な運用を実現し、運用負担の軽減に寄与すると期待されています。
特長について
- - 稼働状況の容易な確認:運用管理者は各IP-PBXの状態を一元管理でき、出先からも状況監視や設定変更ができます。
- - 迅速なトラブル対応:トラブル時には、客先への確認や現地訪問前にトラブルの概要を把握可能。必要なログ情報も簡単に取得できるため、短時間で問題解決へと繋がります。
- - 簡単な設定操作:複雑な設定もGUI操作で行えるため、作業時間や顧客の立ち合い時間を大幅に短縮します。
システム構成
このプラットフォームは、クラウド環境と連携することで、顧客サイトの監視やデータ設定を行い、統合的な運用管理を実現します。これにより、IP-PBXの運用及び保守業務の効率化が図れます。対象製品としては、「NETTOWER CX-01 Type S V3」や「NETTOWER MX-01 V2」が含まれ、最新のソフトウェアバージョンに対応しています。
今後の取り組み
今後は、さらにAIを活用した新機能の実装に向けた取り組みを強化し、IPテレフォニーの運用を継続的に改善していく予定です。技術者不足に対応した業務効率化の実現に向け、今回のプラットフォームは重要なステップと位置付けられています。
コメント
神田通信機株式会社の代表取締役社長、神部雅人様は、「このプラットフォームにより、技術者不足の解消と医療機関や公共施設の安定稼働が可能になることを期待しています」とコメントされています。製品の利用については、特定のパートナーを通じて提供され、最低利用期間は1年です。
お問い合わせおよび詳細情報
今後の詳細については、日立情報通信エンジニアリングの公式サイト、または直接担当営業にお問い合わせください。より高度なIP-PBXの導入を考えている方々にとって、この新しいプラットフォームは大きな助けとなることでしょう。