青山商事、環境への挑戦
広島県福山市に本社を置く青山商事株式会社は、サステナビリティを重視した新しい取り組みを発表しました。この度、同社は東海旅客鉄道株式会社(JR東海)、西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)、九州旅客鉄道株式会社(JR九州)が提供する「GreenEX(グリーンイーエックス)」というサービスを導入します。2025年10月からこのサービスを利用することで、出張時の新幹線移動に伴うCO2排出量を実質的にゼロにすることを目指しています。
サステナビリティに向けた基本戦略
青山商事は「2024~2026年度中期経営計画」において、サステナビリティを企業戦略の核心に据えており、その一環として2050年のカーボンニュートラルを宣言しています。具体的な施策として、44拠点での再生可能エネルギーの導入や省エネ対策を進めており、これまでに本社や全国101拠点でグリーン電力を利用しています。これは、太陽光や風力などの再生可能エネルギー由来の電力を使用し、実質的なCO2排出量をゼロに抑える取り組みです。
「GreenEX」の効果
新たに導入される「GreenEX」を活用すれば、青山商事の従業員の出張時、新幹線を利用することによって発生するCO2排出量を、実質的にゼロにすることができます。具体的には、東京から鹿児島中央間を結ぶ新幹線が対象となり、導入により年間約45.8トンのCO2削減効果が期待されています。このサービスは、エクスプレス予約法人会員向けに提供され、CO2フリー電気の利用を促進することが重要です。
グリーン電力導入の詳細
青山商事は、2023年度から2025年度までの間に、すべての使用電力を再生可能エネルギー由来のグリーン電力に切り替えています。具体的には、2024~2026年度中期計画においては、2026年度にはCO2排出量を2013年度比で59%削減することを目指しています。これまでの実績として、2025年3月期には54.2%の削減を達成しており、今後も持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化していく方針です。
今後の展望
環境に対する意識が高まる中、青山商事はSDGsの達成に向けた取り組みを進めており、持続可能なビジネスのモデルを構築していくとともに、地域社会や環境への貢献を強化していくことを目指しています。これにより、企業としての責任を果たしつつ、継続的な成長を実現する意義は非常に大きいと言えるでしょう。
このように青山商事は、環境への配慮を大切にしながら、企業の成長を追求しています。「GreenEX」の導入は、今後の出張文化においても新たな価値を提供することとなりそうです。