教育現場では、教職員が日々多くの情報を児童や生徒に共有する必要がありますが、その作業は時に手間がかかることもあります。そんな現状に一石を投じる新機能が、株式会社EDUCOMによってリリースされました。
EDUCOMが提供する統合型校務支援システム「C4th」は、教務系や保健系の機能を統合したシステムです。この度、C4thと「スクールライフノート」という振り返り支援システムの掲示板機能との連携が可能になりました。これにより、教職員はC4thに入力した情報を自動的にスムーズに、しかも正確に児童生徒へ伝えることができるようになります。
新機能の背景と必要性
教職員の働き方の改革が求められる中、校務のデジタルトランスフォーメーション(DX)が重要視されています。「C4th」の連絡機能や「スクールライフノート」の掲示板は、それぞれ教職員向け及び児童生徒向けに情報を効果的に共有するための主要なツールです。
従来、教職員がC4thに入力した情報は、その内容を児童生徒にも通知したい場合が多かったのですが、同じ内容を再度「スクールライフノート」に登録する必要がありました。これにより、手間や時間が増えるという問題がありました。しかし今回の連携機能の実装により、教職員は同じ内容を含む情報を手軽に周知できるようになりました。
新機能の具体的な利点
この新しい連携機能により、教職員は情報の発信を一元化しつつ、業務負担を大きく軽減することができます。例えば、教育委員会から発信される感染症情報や不審者情報など、特に重要な連絡事項を一度に発信することができ、スピーディーな対応が可能となります。
また、心と学びの記録・振り返り支援システム「スクールライフノート」では、児童生徒の気持ちを「心の天気」として可視化し、学びの内容を振り返る際にも役立ちます。この機能は、学校生活全般に関連する情報を集約させ、「C4th」との連携によってさらに効果を発揮します。
今後の展望
EDUCOMは今後も自社のシステム間や他社システムとの連携を強化し、教育現場のDX推進に貢献することを目指しています。次世代学校支援システム「C4th US」の開発も進めており、文部科学省が推奨する教職員の働き方改革に即した取り組みを継続していく方針です。
教育現場での情報共有をより効率化することで、教職員が生徒に寄り添う時間を増やし、より良い教育環境を実現する礎となることが期待されます。バーリ社のリンクを参考にぜひ関心を持っていただき、教育の未来に期待を高めていきましょう。
参考リンク
「スクールライフノート」についての詳細は
こちらをご覧ください。
「C4th」のシステム詳細は
こちらで確認できます。
株式会社EDUCOMについて
EDUCOMは1989年から学校支援システムの開発・販売に取り組んでおり、現在全国約600の自治体、約11,000の小中学校でそのサービスが利用されています。