インドからのIT人材
2024-10-02 14:18:38

インドの優秀なITエンジニアを日本へ迎える新たな試み

インドの優秀なITエンジニアを日本へ迎える新たな試み



茨城県つくば市に本社を置くVeBuIn株式会社は、この夏、インドの高等教育機関と直接連携し、優れたITエンジニアの採用を行いました。この取り組みは、日本におけるITエンジニア不足の解消を目指す新たな戦略として注目を集めています。

日本におけるIT人材の不足とインドの現状



近年、日本ではITエンジニアの不足が深刻化しています。一方で、インドは高い技術力を持つ優秀なエンジニアを多数輩出している国です。しかし、インドでは人口の増加に伴い、優秀な学生であっても厳しい就職競争に直面しがちです。このような状況から、VeBuIn株式会社は日本とインド両国に拠点を持つ強みを活かし、双方の人材を有効に結びつける方針を打ち出しました。

採用プロセスの詳細



VeBuInは、インドのSVNIT大学と連携し、以下の手順で採用プロセスを進めました:
1. 求人数の発信:VeBuIn社からインドのSVNIT大学に向けて求人情報を発信。
2. 選考の実施:選考は日本とインドの担当者が行い、筆記試験、グループディスカッション、技術試験、最終面接の4つのステップから成り立っています。
3. 内定の決定:採用試験当日に内定者が決まり、2025年秋には新卒として日本に来る予定です。

また、内定者は来日前にインターンシップを行い、日本語学習プログラムを受講することで、スムーズな就労開始に向けた準備を進めています。

JAPAN DAYイベントの開催



今回の採用活動に関連して、VeBuInは「JAPAN DAY」というイベントも実施しました。このイベントでは、日本の文化や働くことの魅力をインドの学生に伝え、日本への興味を持ってもらうことを目指しました。特に、インドと日本の共通点や歴史に焦点を当て、参加者の興味を引き出すプログラムが大変好評を博しました。

今後の展望と戦略



VeBuIn株式会社は今後、提携先の大学を増やすことを計画しており、インドの高度なIT人材の採用をさらに推進していく意向です。来年春には技術コンテスト「ハッカソン」をインドで開催し、ITエンジニアのキャリア形成への意識を高める機会を提供する予定です。

このように、VeBuInはインドの新卒採用を強化し、日本とインドの架け橋として企業の成長を図りつつ、地域社会の発展にも寄与していく方針です。

SVNIT大学について



SVNIT大学(Sardar Vallabhbhai National Institute of Technology)は、インドのグジャラート州にある国立技術大学で、1961年に設立されました。工学や科技術分野における学位を提供し、研究とイノベーションに重点を置いているため、国内外で高く評価されています。

最後に



VeBuInのコーポレートデザイン部マネージャー伊藤真理氏は、「インドの大学での新卒採用は非常に意義深い挑戦となりました。新しい才能との出会いが会社に新たな活力をもたらすと確信しています。来年以降もこの取り組みを進めていきたい」と述べています。これからの展開に期待が寄せられます。


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会社情報

会社名
VeBuIn株式会社
住所
茨城県つくば市梅園2-1-13筑波コウケンビル3F
電話番号
029-893-3535

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