LIXILが進める「住まいのIoT」実現に向けた新プロジェクト

LIXILが挑む「住まいのIoT」プロジェクト

株式会社LIXILは、生活の質を向上させるための新たな取り組みとして、「住まいのIoT」を実現するLIXIL IoT Houseプロジェクトを始動しました。このプロジェクトは、東京大学の坂村健教授と協力して進行し、実証実験施設が2017年に完成予定です。

LIXILは、住生活における革新を目指し、2030年までの企業ビジョンを「世界で最も企業価値が高く、革新的で信頼されるリビングテクノロジー企業」と定めています。このために、情報技術を活用して、さまざまな生活シーンで新たな価値を創造することに取り組んでいます。

特に注目されるのは、2009年から開始された研究施設「U2-Home」です。この施設では、センサーとネットワーク技術を利用して、住環境を生活シーンに応じて調整することに関する研究が行われています。これにより、住まいと人がどのように結びつくのかを探求し、未来の住生活を見据える試みが続けられてきました。

LIXIL IoT Houseプロジェクトは、すでに第1フェーズに突入しています。2015年から2016年にかけて、構想段階および予備実験が行われ、次の第2フェーズ（2016年から2017年）では、実証環境の構築が進められます。そして、第3フェーズ以降には、実際の生活環境で得られたデータに基づき、有効性の検証が行われる予定です。

このプロジェクトの特徴は、社員モニターを活用した実生活での検証という点にあります。よりリアルな生活環境の中で、IoTの機能がどのように役立つのかを探求するとともに、さまざまな課題に対する解決策を見出していきます。

LIXILの代表取締役社長である藤森義明氏は、「坂村教授との共同研究を通じて、LIXILならではの住まいの未来像を形にしていくことができることを嬉しく思っています」と語り、期待感を表しています。情報技術を活用した住環境の革新は、私たちの暮らしを一変させるポテンシャルを秘めています。

住まいのIoTの実現に向けて、LIXILはこれからも活発に研究を進めていく方針です。IoT Houseプロジェクトを通じて、快適でスマートな住生活の未来が開かれることが期待されています。このプロジェクトが実現することで、私たちの住まいがどう変わるのか、非常に楽しみです。住まいのIoTを軸に、LIXILが創り出す新しい価値を体験できる日も近いでしょう。

会社情報

会社名

株式会社LIXIL

住所

東京都品川区西品川一丁目1-1大崎ガーデンタワー24F

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