兼松株式会社が導入したESG投資に関する取り組み
兼松株式会社は2024年12月、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)によるESG(環境・社会・ガバナンス)投資指数「FTSE Blossom Japan Index」に構成銘柄として選定されたことを発表しました。この選定は、兼松が環境や社会に配慮した企業活動を実施していることを示す重要な指標となります。
FTSE Blossom Japan Indexとは?
FTSE Blossom Japan Indexは、グローバルインデックスプロバイダーであるFTSE Russell社が作成したESG投資の指標です。この指数は、企業のコーポレートガバナンス、健康と安全性、腐敗防止、気候変動などに関する評価を行い、ESGに優れた企業のパフォーマンスを測定します。本指数の構成銘柄として選ばれることは、企業が社会的責任を果たし、持続可能な成長に貢献していることを意味します。
兼松が選定されたESG指数の詳細
兼松は、今回の選定により、GPIFが採用しているESG指数(国内株式)6本のうち、計5本の構成銘柄として組み入れられました。その内容は次の通りです:
1.
FTSE Blossom Japan Index
2.
FTSE Blossom Japan Sector Relative Index:各セクターの上位50%とESGスコアが2.0以上の企業が選定されています。
3.
MSCI日本株女性活躍指数 (WIN):性別多様性に優れた企業に設定されています。
4.
S&P/JPXカーボン・エフィシェント指数:環境情報の開示や炭素効率性に基づく企業の配置が行われています。
5.
Morningstar 日本株式ジェンダー・ダイバーシティ・ティルト指数:多様性のポリシーがしっかりと企業文化に根付いていることが求められる指数です。
兼松の重要課題とサステナビリティへのコミットメント
兼松は、サステナビリティに関する5つの重要課題(マテリアリティ)を設定しています。それは、「持続可能なサプライチェーンの構築」「脱炭素社会への取り組み」「地域社会との共生」「多様な働き方を実現する環境づくり」「ガバナンスの強化とコンプライアンスの徹底」です。これらの課題を通じて、社会的な責任を果たし、持続可能な企業活動を展開していく方針です。
最近の具体的な取り組みとしては、2024年3月に策定した「持続可能なサプライチェーン構築に向けた取組み方針」、2024年2月からの「TNFDフォーラム」への参画、そして2023年2月から実施している人権デューデリジェンスの取り組みがあります。これにより、企業内部だけでなく、外部のステークホルダーとの関係においても、より持続可能な社会の実現に向けた努力が進められています。
今後も一層のサステナビリティ推進に努め、企業価値の向上を図りつつ、社会課題の解決に貢献していく予定です。兼松のこれからの取り組みには、ぜひ注目していきたいところです。
お問い合わせ
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電話番号:03-6747-5000