Carbon EX、東京都の新たな取り組みに参加
近年、地球温暖化の影響が深刻化する中で、カーボンニュートラルを実現するための取り組みが企業に求められています。そんな中、Carbon EX株式会社は東京都が実施する「プログラム型プロジェクトを活用したカーボンクレジット創出支援事業」に採択されました。本事業は、都内に存在する中小企業の温室効果ガス排出削減活動を集約し、その活動を料に変換、J-クレジットとして認証するものです。
### プログラム型プロジェクトの特徴
このプロジェクトでは、単独では収益化が難しい中小企業の排出削減活動をまとめ、効率的にJ-クレジットを創出します。東京都内には約42万社もの中小企業があり、地域経済を支える重要な存在ですが、環境対策が進まない理由として、「資金や人材が不足している」「単独では効果が小さい」「環境価値を証明する方法がわからない」という課題が存在します。そのため、この事業によって効果的に脱炭素化を進めることが計画されています。
### 大規模な削減活動と地域への貢献
Carbon EXは、熱エネルギー使用が多い産業を対象にした「高効率ボイラーの導入」という手法を導入しました。製造業やクリーニング業、医療・福祉、宿泊・飲食業など、多様な事業者が対象となり、この取り組みを通じて各企業の削減活動を結集します。これにより、個々の企業では実現困難な脱炭素効果を地域全体で確保できるようになります。
### Carbon EXの実績
Carbon EXは、既に1,700社以上が登録し、約130万トンのカーボンクレジットの販売実績を誇っています。また、このプラットフォームはGXリーグにも参画しており、より広範な脱炭素化の実現を目指す取り組みを進めています。このような実績を背景に、削減活動の集約、可視化、認証、そしてJ-クレジットの創出から流通までを一貫して支援しています。
### 今後の展望
本事業を通じて、Carbon EXは中小企業が積極的に脱炭素に取り組む環境を作り出すとともに、企業価値の向上を図る機会を提供します。今後は、対象業種の拡大、参加企業の裾野拡大、削減方法の高度化に取り組み、地域全体でのGXをさらに加速させていく方針です。企業、金融機関、自治体との連携も強化し、カーボンニュートラル社会への貢献を目指します。
### Carbon EXについて
Carbon EX株式会社は、東京都港区に本社を置き、カーボンクレジットに関する多様なサービスを提供しています。世界中のカーボンクレジットの流通を実現し、信頼性の高いクレジットを扱うことで、企業の環境責任をサポートします。また、売買したカーボンクレジットはCO2排出量の見える化や削減を支援するクラウドサービスと連携し、お客様にとっての利便性を向上させています。
Carbon EXは、「小さな削減、大きな力。」をテーマに、地域全体のGXを推進し、カーボンニュートラル社会の実現に寄与することを目指しています。