アバナードと旭化成ファーマが業務改革に向けた新たなパートナーシップを結成
2024年12月16日、東京発。マイクロソフトのソリューションプロバイダーとして名高いアバナード株式会社は、旭化成ファーマ株式会社との業務改革に関する新しい取り組みを発表しました。両社の連携によって、旭化成ファーマは「Avanade Flexible Support」を用いて、市民開発を推進し、業務の効率化を図ります。
市民開発の重要性とアバナードの役割
旭化成グループ全体では、デジタル人材を育成する方針のもと、各事業会社が認定資格に関連する教育コンテンツを自発的に受講できるようなプラットフォームを整備しています。しかし、グループ全体の施策だけでは実際の業務改革には不十分とされていました。そこで、旭化成ファーマは「Microsoft Power Platform」を利用し、自社の社員によるアプリ開発を促進。このプロセスを「市民開発」と呼び、業務課題の解決に取り組むことにしました。
アバナードは、柔軟な対応が求められる支援サービス「Avanade Flexible Support」を通じて、旭化成ファーマの市民開発をサポート。選定に際し、課題に応じた提案力とコンサルティング要素の強さが評価された結果、アバナードとの提携が決定しました。
トレーニングプログラムで人材育成
アバナードは、2023年2月から12月にかけて、基礎的なトレーニングから実際の業務課題解決を目指したアプリ作成までを1クールとし、支援活動を実施しました。旭化成ファーマからは約40名の社員が参加し、通常業務と並行して受講しました。この活動は、初級者向けおよび中級者向けのトレーニング、さらには個別のQ&A相談会を二つの軸で展開しました。
特に、中級者向けの教育コンテンツは両社で協議を重ね、ゼロから新たに作成しました。そうした取り組みを通じて、社員のスキル向上や業務改革の推進が図られたのです。
効率化を実現する成果物
支援活動の成果として、電話連絡アプリが開発されました。このアプリは、電話を受けた担当者が必要な資材を登録することで営業担当者に自動でメール通知を送信し、よりスムーズな対応が可能になります。このシステムにより、事務業務の省力化が進み、作業ミスの削減や顧客満足度の向上が見込まれています。
また、このプロジェクトから生まれた他のアプリケーションも、最大1,200時間の工数削減が見込まれるものがあり、実際の業務での利用が期待されています。
市民開発の未来とアバナードの貢献
旭化成ファーマは、この取り組みを通じて「市民開発の推進に必要な人材の育成」と、グループ全体での取り組みの底上げに寄与したとしています。また、アバナードは今後も継続的に支援を行い、Microsoftのツールを活用した業務の効率化を図ってまいります。
このような新たな試みを通じて、デジタルシフトを加速させ、業務改革を進めることが重要です。企業にとって、デジタル技術の導入はもはや選択肢ではなく、必然の流れとなっています。
詳しい情報はアバナードの公式ウェブサイトで確認できます。
アバナード公式サイト
会社紹介
旭化成ファーマ株式会社
医療用医薬品や診断薬を手がける旭化成グループの一員であり、革新的な医療の提供を目指しています。
公式ウェブサイト:
旭化成ファーマ
アバナード株式会社
2000年以来、マイクロソフトとの強力なパートナーシップを背景に、新技術の導入や業務の最適化を推進してきた企業です。公式ページ:
アバナード