新たな移動手段の脱炭素化に向けた取り組み
Earth hacks株式会社は、移動に関する課題に取り組むソーシャルデザインカンパニーである株式会社NearMeと手を組み、脱炭素ライフスタイルを実現する新しいプラットフォームの構築を始めました。この連携により、生活者の声を反映した脱炭素関連商品の開発やサービスの提供が行われる予定です。
エアポートシャトルとデカボスコアの導入
今回の提携において、NearMeが提供するエアポートシャトルサービスに、Earth hacksが開発した"デカボスコア"を導入します。このデカボスコアは、CO2の排出量削減率を指標化したもので、利用者がどれだけ環境に配慮した移動を行っているかを一目で理解できる仕組みです。
デカボスコアは、商品やサービスの環境貢献度を可視化する画期的な指標であり、2022年の提供開始以来、すでに350以上の企業から導入されています。その仕組みにより、生活者は自身の選択がどのように環境に影響を与えるのかを具体的に知ることができ、脱炭素活動に参加する意識を高めることが期待されます。
NearMeのエアポートシャトルサービス
株式会社NearMeは、AIを活用し効率的なルーティングを行うことで、スムーズなドアtoドアの移動体験を提供しています。特に空港送迎型のエアポートシャトルサービスは、2019年の開始以来、85万以上の利用者に支持されています。羽田空港や成田空港を含む全国16の空港に対応しており、公共交通機関への乗り換えが不要なため、ストレスフリーの移動が可能です。
このシステムは、地域ごとの交通課題解決を目指し、スポーツ観戦や観光の際の移動支援サービスも展開しています。例えば、スタジアム周辺の渋滞によるCO2排出や交通事故のリスクを減らすための"スタジアムシェアタクシー"や、観光地への移動支援としての"ミズモシャトル"など、多様なニーズに応えるサービスを提供しています。
Earth hacksの目指す共創型プラットフォーム
Earth hacksは、脱炭素を意識する生活者と企業が共創するプラットフォームを目指しています。特にZ世代を対象に、持続可能なライフスタイルや商品情報を提供し、実際のビジネス課題に取り組む中で脱炭素社会への意識を高める活動を行っています。また、企業と学生が連携して脱炭素に向けたビジネスアイデアを創出するコンテストも開催しており、社会課題の解決に向けた取り組みを進めています。
未来の移動と脱炭素化への道
Earth hacksとNearMeの新たな連携は、移動における環境負荷の軽減を目指す重要なステップです。脱炭素社会の実現には、個人や企業が一丸となって取り組むことが求められます。今後、両社は生活者の意識を高め、次世代の移動手段として持続可能な選択肢を提供することで、社会全体の環境負荷の低減にも貢献していくことでしょう。
Z世代を中心に、より多くの人々がこの取り組みに参加し、持続可能な未来を共に創っていけることを期待しています。