「LEC東京リーガルマインド」が新たなる学習コンセプトを導入
2025年2月より、資格の総合スクールであるLEC東京リーガルマインドが、学習プラットフォーム「Monoxer」を本格導入することを報告しました。この革新的なシステムは、公務員試験を受験する学生や社会人を対象に、記憶定着を促進し、効率的な試験対策を目的としています。
「Monoxer」の特徴とは?
Monoxerは、モノグサ株式会社が開発した記憶定着プラットフォームで、効果的に知識を習得するためのさまざまな機能を備えています。学習者が記憶したい内容をインポートすると、Monoxerはその情報を基に最適な問題を生成し、学習者が問題を解くことで記憶を定着させる仕組みです。特に、学習者一人ひとりの進捗に応じて問題のレベルや出題頻度が調整されるため、個別ニーズにも柔軟に対応可能です。
LECによるMonoxer導入の背景
LECは、AI時代に即した教育プログラムを提供することを使命としており、特に公務員試験対策に力を入れています。令和5年の消費者庁の調査によれば、多くの若者が学習の成果を重視している実情があり、今後はICTツールを駆使した教育の需要が高まり続けることが予想されます。これに応じて、Monoxerの導入が決定されたのです。
モニター受講生の成果
2024年10月、LECにおいてMonoxerのモニター導入が行われ、76名の受講生がこの新ツールを試しました。Monoxerを使った結果、「憲法」や「民法」での模試では、受講生の正答率が過去のデータを上回る成果を上げ、多くの学生がその効果を実感しています。また、受講生の87%が「スキマ時間を活用した学習時間が増えた」と回答しており、Monoxerの利便性が広く評価されています。
学習者の声
実際にMonoxerを利用した受講生からは、「毎日の繰り返し学習が重要で、それを実感できた」「スマホで手軽に勉強できるのが便利」といった高い評価が寄せられています。従来の問題集に比べ、気軽に持ち運べる点も好評で、勉強のハードルが低くなったとの声が目立ちます。
今後の展開
LECは2025年2月から公務員講座の受講生向けにMonoxerを正式に導入します。さらに、LEC独自開発の10科目14冊に及ぶ問題集もこのプラットフォームに収録され、約10,000問以上の問題が提供される予定です。LECはこのシステムをより広範囲にわたって活用し、他の資格試験対策にも展開していく考えです。
代表者のコメント
LEC社長の反町雄彦氏は、「Monoxerを利用することで、受講生たちがスキマ時間を有効に活用し、記憶の定着を図れるようになる」と語ります。また、今後の課題として、問題の難易度を調整する技術の向上や、独自の出題形式の開発などが挙げられています。
まとめ
LEC東京リーガルマインドとモノグサ株式会社の提携により、新しい学習の形が生まれつつあります。公務員試験に向けた学習が革新される中、これからの資格取得を目指す人々にとって、大きな支援となることでしょう。