水を使わないオーラルケア「無水ハミガキ」登場
最近、災害への備えとして注目を集めているのが、ヤマトエスロン株式会社の新商品「無水ハミガキ」です。この製品は、災害時に水が使えない状況でも口腔ケアを行えるように設計されたオーラルケアセットです。
災害時の口腔ケアの重要性
避難所では、限られた水資源を考慮して、歯磨きが優先されないことが多いです。しかし、特に高齢者にとって、口腔ケアが不足すると口腔内のバイ菌が増え、誤嚥性肺炎のリスクが高まることが知られています。実際、1995年の阪神淡路大震災では、災害関連死のうち約4分の1が肺炎によるもので、その大半が誤嚥性肺炎だったとされています。
無水ハミガキセットの特長
この「無水ハミガキ」は、ハブラシ、フロス、ハミガキシートの3つのアイテムから構成されており、水を使わずに簡単に口腔ケアができる仕組みになっています。具体的には、
特に注目すべきは、その便利な3ステップです:
1.
磨く(ハブラシ)
2.
かき出す(フロス)
3.
ふき取る(ハミガキシート)
この3つのステップを踏むことで、しっかりとしたオーラルケアが可能になります。
使い方の理解を深めるリーフレット
商品には、使い方を詳しく説明したリーフレットも含まれています。このリーフレットでは、災害時における口腔内のリスクや歯磨きの重要性について、可愛いイラストと分かりやすい文章で伝えています。手元に届いた際には、ぜひ一度目を通しておくことをおすすめします。
コンパクトなデザイン
また、「無水ハミガキ」のハブラシは、避難所でも使いやすいように設計されています。わずか10cmのサイズにもかかわらず、奥歯までしっかり届く機能を持っています。さらに、環境への配慮も考慮されており、ハンドル部分のプラスチック使用量は従来の約4分の1に抑えられています。
開発に込めた思い
本製品を開発したヤマトエスロンは、90年以上の歴史を持つオーラルケア製品の会社です。日常のオーラルケアをサポートすることを目指し、NPO法人プラス・アーツと共に、防災活動に取り組む中で「無水ハミガキ」は誕生しました。
災害時の口腔ケアの重要性を広く知っていただき、もしもの時の備えを考えるきっかけになれば幸いです。
まとめ
「無水ハミガキ」は、災害時における口腔ケアの新しい選択肢として、ますますの注目を集めることでしょう。口腔内の健康を守るために、ぜひ一度お試しください。
ヤマトエスロン株式会社公式サイト
無水ハミガキ販売ページ
NPO法人プラス・アーツ防災グッズショップ