新たなコミュニケーション技術を学ぶ『やさしい言葉で支配する』
2025年9月8日、フォレスト出版株式会社から新刊『やさしい言葉で支配する』が発売されます。本書は、著者ビッグボス(須藤 大志)が執筆したもので、相手をやさしく自分の意図する行動へと導くためのフレーズを集めた一冊です。この本では、戦略的コミュニケーションを通じて、誰もが実践可能な方法を提供します。
言葉を変えるだけで大きな影響を与える
セールスの場面でよくあるシチュエーションです。「これ、すごくいい話ですよ!」と言われると、多くの人は警戒心を抱くかもしれません。しかし、「これ、悪い話じゃないと思いますよ」と言われると受け取り方がまったく変わります。このように言葉をちょっと変えるだけで、相手が感じる印象は根本的に変わるのです。
本書は、営業や部下とのコミュニケーションが上手くいかない、また他人に振り回されていると感じている方々に向けて、言葉を変えることで状況を打破できることを示しています。
脳をハックするフレーズ
言葉の力を利用したフレーズをいくつか紹介します。「どっちがいいですか?」「ちょっとだけ想像してもらえますか?」「逆に、これをやらないとどうなると思います?」「一緒にやったら早く終わりますよ」。これらは一見普通の言葉ですが、うまく使うことで他人を思い通りに動かす力を持っています。
重要なのは、相手が自分を考えてくれている、また自分に利益をもたらしてくれると感じさせる「やさしい言葉」であること。たとえその裏に支配の欲望があったとしても、相手は気づかないのです。
「相手の立場に立つ」ではなく「相手をこちらの立場に立たせる」
本書では、“相手を自分の立場に立たせる”ことに重点を置いています。「相手の立場に立って考えることは良いこと」とされてきたが、現実にはその立場に立った方が損をしてしまうことが多いのです。自分が相手の状況を考えすぎることで、都合の良いように利用されることもあります。
コミュニケーションにおいて、こちらが相手の立場に立つなら、相手も同じようにこちらの立場に立たせることが重要です。この意識を持つことで、対等なパワーバランスを築くことができ、より良いコミュニケーションが可能になります。
書籍の構成と内容
本書は、まわりに振り回される人生から抜け出すための考え方を解説しています。序章では相手を「感情タイプ」と「論理タイプ」に分け、相手をこちらの土俵に引き込むことの重要性を強調しています。
各章では、実践的なフレーズを紹介しており、様々なシチュエーションでのコミュニケーションを支援しています。
- - 第1章: 受け入れやすい依頼・説得のフレーズ
- - 第2章: 行動を促す背中を押すフレーズ
- - 第3章: 注意や反論をするためのフレーズ
- - 第4章: Z世代との円滑なコミュニケーション
著者プロフィール
著者のビッグボス(須藤 大志)は1997年に生まれ、明治大学商学部を卒業後、株式会社カップルリンクを設立しました。人間関係や恋愛に関する知識を蓄積し、累計2000名以上に指導してきた実績があります。コミュニケーションスキルの向上を目指す人々に向け、多様なセミナーや講演を行っており、そのフィードバックは高評価を得ています。
まとめ
『やさしい言葉で支配する』は、ビッグボスが提唱する新しいコミュニケーション技術を学ぶための良い機会です。相手を理解しつつも、こちらの意図を形にする力を身につけたい方には必読の書籍となるでしょう。発売日は2025年9月8日ですので、自分自身のコミュニケーションスキル向上に向けて、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。