日本家政学会第78回大会での魅惑のセミナー
5月24日、京都女子大学で開催された日本家政学会第78回大会において、ケンコーマヨネーズ社が主催する『至福のマリアージュ じゃがいもとマヨネーズが織りなす世界』というセミナーが行われました。これは、同社が主力商品として扱うポテトサラダに関連し、じゃがいもとマヨネーズの魅力に迫る内容でした。セミナーには50名の参加者が集まり、両食品の深い理解を図りました。
セミナーの内容
セミナーでは、歴史的に見たマヨネーズとドレッシングの使い分けの変遷から始まりました。明治時代、日本に伝わったマヨネーズは、オリーブオイルを主成分とし、当時は手の込んだ高級品として肉や魚料理に使用されていましたが、サラダ用のソースにはクリーム状のドレッシングが主流でした。これが時代と共にオリーブオイルからサラダ油へと変化し、機械での生産が一般化する中で、現在私たちが知るマヨネーズが登場しました。
さらに、参加者は、ケンコーMRマヨネーズタイプを試食し、その軽やかな口当たりを体験しました。これは、手作りのような風味を再現した商品で、マヨネーズの新たな魅力を感じる貴重な機会となりました。
マヨネーズとじゃがいもの相性
次に、セミナーでは明治・大正・昭和初期の製造方法に基づいたマヨネーズの試作が紹介され、参加者は支持体として使用するじゃがいもの形状がマヨネーズの分離に与える影響を学びました。四段階の攪拌方法でマヨネーズを作り、潰したじゃがいもとスライスしたじゃがいもを比較したところ、スライスしたじゃがいもは分離しにくい傾向があることが分かり、伝統的なポテトサラダがなぜスライスを多用するのかの理由が明らかになりました。
例えば、マヨネーズでは攪拌状態によって粘度や粒度が顕著に変化し、参加者はその変化を目の当たりにしました。手作りならではの味わいを求める製法の奥深さに、感心せずにはいられませんでした。
進化するマヨネーズの製造技術
1955年の新しい乳化機や割卵器の輸入によって、マヨネーズの生産が飛躍的に向上した背景も議論されました。生産性の向上により、家庭でマヨネーズが楽しめるようになり、工場で作られるものは泡がきめ細かくなり、組成が安定化しました。この技術革新が、ポテトサラダにおけるじゃがいもの使用方法にも革新をもたらすことを学びました。
参加者の熱心な姿勢
セミナー後、多くの参加者がマヨネーズの原料や作り方の変遷に関心を持って質問をしてくれました。食に対する真剣な学びの姿勢が印象的でした。セミナー終了後、参加者にはケンコーマヨネーズの代表的な商品である『ケンコーマヨネーズ レストランの味』が配布され、企業の紹介も行われました。
今回のセミナーを通じて、ケンコーマヨネーズ社は、企業理念である『心身と環境』をモットーに、今後も食品の進化と貢献に努める意向を表明しました。
このようにして、じゃがいもとマヨネーズの関係を深く学んだ今回のセミナーは、今後の食文化について考える良い機会となりました。