愛媛県初のPPA方式による太陽光発電設備設置
株式会社Sustechが、愛媛県において初めてPPA(Power Purchase Agreement)方式での太陽光発電設備の設置工事を開始しました。このプロジェクトは、愛媛県立とべ動物園と愛媛県総合運動公園の敷地内で行われ、「とべもり+(プラス)ゼロカーボン夢プロジェクト」の一環として進められています。この計画は2030年までにゼロカーボンを実現することを目指しており、地域の持続可能な脱炭素社会の構築に寄与するものです。
プロジェクトの概要
愛媛県内での太陽光発電設備の設置は、次の2か所で行われます。最初は愛媛県総合運動公園のテニスコート西側法面、次に愛媛県立とべ動物園のふれあいセンター裏法面です。このプロジェクトを通じて、従来の電力供給モデルを革新し、地域の財政負担を軽減しながら持続可能なエネルギー源の導入を促進しています。
設備の詳細
設置される太陽光発電システムの概要は以下の通りです:
- 愛媛県総合運動公園での出力54.0kW
- 愛媛県立とべ動物園での出力284.4kW
- - パワーコンディショナー:定格容量249.9kW
- 愛媛県総合運動公園での容量44.95kW
- 愛媛県立とべ動物園での容量204.95kW
- 愛媛県総合運動公園で71,000kWh、愛媛県立とべ動物園で385,000kWh
- 愛媛県総合運動公園で32.9t-CO₂、愛媛県立とべ動物園で178.6t-CO₂
このプロジェクトにより、地域のエネルギー自給率の向上を図り、さらなる脱炭素を実現することが期待されています。
「とべもり+(プラス)ゼロカーボン夢プロジェクト」
このプロジェクトでは、愛媛県立とべ動物園や愛媛県総合運動公園の他にも、えひめこどもの城やえひめ森林公園といった施設が対象となり、多様な再生可能エネルギーの導入が検討されています。具体的には、太陽光発電に加え、バイオマス発電や小型風力発電といった新しいエネルギー源の導入が進められています。さらに、省エネルギー施策としてEV車両の導入や施設の改修も行われ、地域の魅力向上と環境負荷の軽減が同時に推進されます。
令和6年度には、愛媛県体験型環境学習センターでの高効率空調機の導入やLED照明の整備が行われ、『ZEB(ゼロエネルギービル)』認証の取得を目指した省エネ改修が実施されています。
Sustechの企業紹介
Sustechは、2021年に設立され、エネルギーの新たな未来を描くことを使命に掲げています。分散型電力運用プラットフォーム「ELIC」や脱炭素化支援プラットフォーム「CARBONIX」を通じて、カーボンニュートラルを実現するための包括的なソリューションを提供しています。近年の地球温暖化や環境問題に対し、技術を駆使してインパクトのあるグリーンビジネスを推進している企業です。
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