大阪教育大学での特別講義の模様
2025年11月17日、大阪教育大学でアドネス株式会社の代表、三上功太氏が講義を行いました。タイトルは「生成AI時代の学びとキャリア形成」です。この講義には、同大学の「国際教育比較プロジェクト」を受講する20数名の学部生が参加し、生成AIがもたらす時代における学びとキャリア選択について学びました。
講義の概要
この特別講義は、三上氏のキャリアや企業経営の経験を基に、具体的な事例と共に伝えられました。講義は、参加者との対話型のスタイルで進行し、ディスカッションや質疑応答の時間も設けられました。
5秒ルールの紹介
講義の中で、三上氏は「5秒ルール」について触れました。この法則は、人が何かをしようと決めた時、5秒以内に行動を起こさなければ、その思考は消えてしまうというものです。応募活動や人とのコミュニケーションを例に取り、彼は「考えるだけでは何も変わらない。行動こそが現実を変える鍵である」と参加者に伝えました。
学生と社会人の違い
次に、三上氏は、学生と社会人の根本的な違いに焦点を当てました。学生はこれまで、親や社会から与えられる存在でしたが、社会人になると「与える側」へ変わっていく必要があります。彼は、「自分が求めるものを得るためには、まず人に価値を提供することが大切だ」と強調しました。これは、AIの導入によっても変わることはないと言います。
AI時代における価値交換
さらに、講義ではAIをテーマとしたディスカッションが行われ、学生たちはAI活用の可能性についての意見を交わしました。三上氏は、AI時代でも人間関係における価値交換の基本が変わらないこと、つまり「ギバー(与える人)」と「テイカー(奪う人)」という2つの視点を持つことの重要性について語りました。長期的に信頼を築くためには、与える生き方が不可欠であることを示しました。
教員のコメント
講義に参加していた大阪教育大学の多文化教育系教授、井上直子氏は、「AI時代でも人間同士の価値交換が重要であることを再確認できた」とコメントしています。また、彼女自身も将来的に学校を作りたいと考えており、社会に提供できる価値を明確にする必要性を感じていると述べました。今後の授業でも三上氏に話を伺いたいと述べています。
講師プロフィール:三上功太
三上功太氏は、1998年生まれで東京大学に入学後、起業し、その後退学しました。2021年にアドネス株式会社を設立し、リスキリング教育サービス「スキルプラス」や組織マネジメントAIプラットフォーム「VisionToDo」を展開しています。彼の目標は、DXやAI時代の人材育成と組織づくりを支援することです。
会社情報
アドネス株式会社は東京都新宿区に本社を構え、次世代型教育事業やWebマーケティング支援を行っています。公式サイトは
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