新たな保育用品の提案
2022-02-01 10:00:25

LGBTQ保育士が提案する新しい保育用品「ジェンダーニュートラル・個人マークシール」の展開

新しい保育の形を提案



近年、保育現場では多様性を尊重する取り組みが重要視されています。その中でも、LGBTQを意識した保育士たちが開発した「ジェンダーニュートラル・個人マークシール」は、性別にとらわれない子どもたちのアイデンティティを大切にする新たな保育用品です。これにより、技術やデザインの観点から保育の在り方を見直す契機となることが期待されています。

プロジェクトの狙い



本プロジェクトは、保育園における「個人マークシール」の見直しを目的としています。従来の個人マークシールは、性別によって固定されたデザインが多く存在し、無意識的にジェンダーバイアスを生じさせる問題が指摘されています。特に、幼い子どもたちにとっては、そのデザインが彼らのアイデンティティに大きな影響を及ぼす可能性があります。

これに対し、ジェンダーニュートラルなデザインを採用したこの新しいシールは、誰もが自分のスタイルで使えるアイコンとなることで、多様な個性を受け入れられる環境作りに寄与します。プロジェクトは2022年2月1日から3月14日までの期間で行われ、目標金額は20万円。支援者には製品が無料提供されるなどのリターンが用意されています。

シールの特徴



新たに提案された「ジェンダーニュートラル・個人マークシール」は、視覚的なデザインに特に配慮しています。幼児期には文字の読解が難しいため、イラストで自分のものを認識できるように工夫されています。これにより、子どもたちは自分のスペースをしっかりと認識し、愛着を持つことができます。

これまでのシールに良く見られた問題点を洗い出し、ジレンマを解消するために、すべての視点を取り入れたシールをデザイン。具体的には、色や形、キャラクターを選ぶ際に、性別を考慮せず、誰が使っても違和感を感じないようなデザインを目指しました。これにより、他の子どもたちとも共有できる意味を持ち、保育現場における共生を促進します。

プロジェクトへの思い



「にじいろ保育の会」を代表する天野諭氏は、LGBTQ当事者であり保育士として、これまでの保育環境の課題を深く理解しています。「性別にとらわれない保育は、すべての子どもたちの自由な成長を支えるもの」と語りました。また、保育士としての経験が、ジェンダーに関する新たな価値観を育むための足掛かりになると強調しました。

私たち大人が子どもたちに多様性をもって接することが重要であり、「普通」とされる子どもたちにとっても、自己の個性を表現できる環境を持つことが不可欠です。SDGsの理念に基づき、多様な価値観を保育に取り入れていく必要があります。

具体的な実施内容



本プロジェクトでは支援を受けた保育園に対して、無料でジェンダーニュートラル・個人マークシールを配布します。フィードバックを基に製品のブラッシュアップも行い、保育現場のニーズに即した商品に進化させることを目指します。多くの皆さまからの支援を募り、未来の保育現場の変革を期待しています。私たちの活動にご賛同いただく方々の支援を心よりお願い申し上げます。

会社情報

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にじいろ保育の会
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