AI×探究学習研修
2025-04-30 22:19:45

AIと探究学習の融合による学びの未来が見える研修

AIと探究学習の融合による学びの未来



2024年8月、東京都新宿区市ヶ谷にて開催された第68回全国教員夏季研修会では、全国から集まった私立小学校の教員たちが、AIを活用した探究学習の可能性について深く探求する機会を持ちました。この研修は、一般社団法人まなびぱれっとの代表理事である小泉志信が講師を務め、約50名以上が参加しました。参加者たちは、探究学習を学ぶための理論や実践を通じて、教育の新たな手法を学ぶ場となりました。

私立小学校の教員養成の背景



日本私立小学校連合会は、1941年に設立され、私立小学校の教員の資質向上を目指して研修を行っています。現在、194校が加盟し、全国で約1%の子どもたちが私立小学校に通っています。この研修会では、全15教科にわたる分科会が設けられ、1000名以上の教員が参加。各教科ごとに実践事例が共有され、学びの交流が図られました。

AIを使用した探究学習の具体的実践



研修の初日、「探究学習とは?〜理論と問い作り〜」というテーマで、教員たちはそもそも探究学習が何であるかを学ぶことから始まりました。高校生の探究学習を示しながら、小学校教育における探究学習の位置づけや求められる資質についての議論がありました。その後、参加者はそれぞれの興味に基づいたテーマを設定し、探究の過程を模索しました。

次に、生成AIを活用した探究学習の実践において、参加者はさまざまなテーマに取り組みました。例えば、「プロ野球選手と動物占いを絡めた探究」や「高校生の下校時の寄り道について」など、実際に通学路を歩くフィールドワークにまで発展する可能性が探られました。

3日間の研修を通して得られた気づき



研修の2日目は、「学び手としての探究学習」という視点から、実際にテーマに基づいて問いを作成し、仮説を立て、検証していくプロセスを経験しました。実践を通じて参加者は、探究学習が何度も行き来するものであり、回り道が近道になることを発見しました。教育者は無意識に子どもに過度な負担をかけることがあると気づかされた瞬間も多かったようです。

最終日のプログラムでは、各自の探究活動を通じて培った経験を発表し、他の教員と視点を共有しました。こうした共同の学びは、教員自身が「学び手」になることで新たな気づきを促し、教育現場における探究学習への理解を深める非常に貴重な体験となったと言えるでしょう。

小泉志信代表理事のコメント



小泉志信は、研修の成果に対し、「教員自身が学び続ける姿勢を持つことの重要性を再確認した」と語っています。特に、AIと探究学習の組み合わせが多くの可能性を秘めていることを参加者に伝える貴重な機会になったと感じているようです。今後も私たちは、実践と理論を通じて教育の可能性を広げる活動を続けていく意向を示しました。

まとめ



AIを活用した探究学習は、ただの技術的な導入にとどまらず、教育者自身の視点を変える重要な鍵であります。学習者の視点を重視したこれらの活動を通じて、教育が更なる進化を遂げることが期待されます。私たちの未来の教育現場においてこの研修が一石を投じることを願っています。ぜひ、今後のまなびぱれっとの動向にも注目してみてください。


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一般社団法人まなびぱれっと
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東京都港区浜松町2丁目2番15号浜松町ダイヤビル2F
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