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歯科医師試験問題の自動生成アプリ「EQIO」の登場

この度、歯科医師を目指す大学生に向けた新たなアプリケーション「EQIO」が本日リリースされました。このアプリは、大学内での定期試験の問題作成をサポートし、試験を担当する教員や学生にとっての負担を大幅に軽減することを目的としています。これまで、問題作成は各科目を担当する教員が過去の問題を手作業で収集し、蓄積する必要がありました。多くの教員が抱える作問の負担を解消するため、2019年から開発が進められ、神奈川歯科大学との協働によって実現しました。

「EQIO」を使えば、ブラウザ上で教科や国家試験の出題基準を指定するだけで、歯科医学生向けの試験問題を自動的に生成できます。これにより、日常の作問にかかる時間を劇的に短縮できることが期待されています。

歯科教育の効率化を目指すEQIO

このアプリは過去13年間の国家試験問題を解析し、各教科ごとに専門用語や文節の関係性を細かく分解、データベース化しています。ユーザーは自分の意図に沿った範囲を指定して問題を作成でき、改善した問題はブックマーク機能によって再利用することも可能です。ユーザー自身の専門性に特化した出題だけでなく、システムが提案する広範な問題文をもとに教員が最終的な調整を行うことで、短時間で高品質な問題を作成することが実現します。

また、生成された出力はすべて国家試験の出題形式に沿った内容となっており、選択肢や問題文をコピーし、複数の問題をまとめて出力する機能も搭載されています。将来的には、教員が再編集した問題をシステムが学習し、作問精度をさらに向上させるAI機能の追加も予定されています。

EQIOの特長

1. 使いやすいインターフェース
EQIOはシンプルなユーザーインターフェイスを採用しており、初めて使用する方でも簡単に使い始めることができます。

2. 充実した学習データ
過去13年間における約5,000題の国家試験問題をデータに利用。新たな問題も随時追加可能です。

3. リスト管理機能
複数の試験ごとに問題を巧みに仕分けできる使いやすいマイリスト機能を導入。

4. 問題編集機能
システムが生成した問題を容易に編集し、より高い完成度に仕上げることができます。

5. 学生向けアプリとの連携
学生用自習支援システム「DentiStudy」との連動により、新しい問題に基づく自習も実現します。

教員の声

文部科学省の調査によると、大学教員の職務負担は増加傾向にあり、特に新型コロナウイルスの影響を受けた遠隔授業への対応が求められています。歯学部教員の多くは、作問業務にかける時間が非常に大きいことを実感しており、年間に100問を超える問題を作成する者もいます。EQIOの導入により、こうした作問の負担を軽減し、教育と研究業務のバランスを取る手助けになると期待されています。

会社情報

「EQIO」を提供する株式会社EDIANDは、2019年10月に設立され、「世界中の教育を科学する」というミッションのもと、教育と科学を結びつけた新しいシステムの開発に取り組んでいます。今後も教育分野において革新的なサービスを提供し、学びの現場での効率を上げることを目指しています。

公式HPからも詳細情報を確認できます。興味のある方はぜひ、試してみてはいかがでしょうか。

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