東北大学による量子アニーリングソリューションコンテスト
「量子アニーリングソリューションコンテスト」が東北大学にて開催されることが発表されました。このコンテストは、参加者が量子アニーリング技術を使って、身近な課題から社会全体に影響を与えるような解決策を提出することを目的としています。対象は大学生、大学院生、業界の専門家、そして前回のワークショップに参加した方々です。
コンテストの目的とテーマ
コンテストでは、量子アニーリングを活用した革新的なアイデアの提案が求められています。この技術を利用して、種々の社会問題を解決する斬新な視点が期待されるのです。一般の応募者は、アプリの概念やソリューションのプレゼンテーションを通じて、自らのアイデアを示す必要があります。
参加手続きと要件
参加を希望するグループは、次の要件を満たす必要があります:
- - 大学生・大学院生・社会人から構成される個人またはグループ(2名~6名)であること。
- - 提案するソリューションが量子アニーリングを利用するものであること。
具体的な提出物は次の通りです:
- - チーム名、構成員名、所属先、代表者の連絡先。
- - 提案するアプリまたは概念のタイトルと概要(1000字以内)。
- - スライドなどの説明資料。
- - あとは、アプリやコンセプト案の紹介動画を制作して提出する必要があります。ただし、動画の提出期限は別途指定されています。
映像説明会と過去の資料
このコンテストに関心のある方には、2021年11月4日に行われた第1回オンライン説明会のアーカイブ(
YouTubeリンク)も参考になるでしょう。さらに、過去のワークショップ内容もYouTubeで視聴可能です。
賞品と受賞チームへの特典
優勝したチームには、カナダのD-Wave Systems社で開催予定の国際シンポジウムへの参加権と、最新の量子アニーリングマシン「Advantage」の見学が与えられます。その他にも、東北大学賞や仙台市賞、さらにはデンソー賞や住友商事賞など、豊富な受賞機会が用意されているのです。競争が激しい中で提案したアイデアが高く評価されれば、さらなるキャリアのステップにも繋がるでしょう。
審査基準と流れ
審査には、量子コンピューティングの専門家や大学の教授が参加します。動画を通じて一次評価が行われ、一般視聴者からのフィードバックや視聴回数も重要視されます。審査基準は多岐にわたるため、参加者は創造性や実用性を兼ね備えた提案を心掛ける必要があります。
スケジュールと締切
このコンテストには明確なスケジュールがあります。
- - 申込締切: 2021年11月26日(金) 12:00
- - 動画提出締切: 2021年12月9日(木) 23:59
- - YouTubeでの動画公開: 2021年12月10日(金)
- - 結果発表: 2021年12月18日(土)
これらの日程をしっかりと把握し、計画的に準備を進めることが肝心です。
参加方法と問い合わせ
興味がある方は、事前に以下の応募フォームから登録を行い、指定された資料を準備してください。また、詳細な情報は
公式サイトを参照のこと。
最後に、何か質問があれば、東北大学研究推進・支援機構 知の創出センターへメールで問い合わせることができます。興味をお持ちの方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。