一丸ファルコス、インドネシアハラール認証を取得
岐阜県本巣市に本社を置く一丸ファルコス株式会社は、現在自社で製造販売している化粧品原料のうち、31製品に関してインドネシアのハラール認証を取得したことを発表しました。
このハラール認証は、インドネシアのハラール製品保証実施機関(BPJPH)によって認定されており、特にイスラム圏の市場向けに重要な意味を持ちます。12月16日からは、この新たに認証された製品の紹介を開始し、顧客にはより多様な選択肢が提供されることとなります。
「ハラール」への対応の背景
一丸ファルコスは、2017年からハラール基準を自社で設けており、対応原料の開発を行っています。2020年には、日本アジアハラール協会からの認証も取得し、約100品目の認証製品を展開しています。そのため、アジア市場における拡大を見据えた製品ラインアップは、元々の強みがあります。
特にインドネシアでは、政府による独自のハラール認証制度が進められており、アジア市場での製品販売を強化するために、今回の認証取得は大きな一歩となります。インドネシアの消費市場は急速に拡大しているため、競争が激しいのが現状です。
認証取得した製品
今回認証を受けたのは、天然成分を用いた化粧品原料が中心です。例えば、「アデプルン」(アルニカ花エキス)や「ミルテクトHS」(ミルエキス)など多様な製品が含まれています。国内での販売はもちろん、海外市場でも受け入れられることを目指しています。
具体的な製品名には、以下のようなものがあります:
- - IZAYOI(イザヨイバラエキス)
- - アデプルン(アルニカエキス)
- - アブソレージ(セイヨウオオバコ種子エキス)
- - オウバクリキッドB(オウバクエキス)
- - ソープナッツエキスパウダー(サピンヅストリホリアツス果実エキス)
そして、多くの製品が健康や美容に寄与することが期待されています。
このように、化粧品市場はますますハラール製品への需要が高まっており、一丸ファルコスは今後もこのトレンドに対応していくことを明言しています。
今後の展望
一丸ファルコスは、インドネシア市場へのさらなるアプローチを強化し、国内外のお客様のニーズに応えることを継続していきます。これからの流通戦略や新製品の開発も視野に入れ、さらなる飛躍を遂げることが期待されます。多様化する市場に柔軟に対応する姿勢は、今後の競争優位性を保つためにも欠かせない要素です。