シェルパと鹿児島銀行が提携
株式会社シェルパ・ヒューマンリソース(本社:東京都港区、代表:岡川 秀毅)は、鹿児島県鹿児島市に本社を置く鹿児島銀行(代表:郡山 明久)との間で、ビジネスマッチング契約を締結しました。この契約により、2025年2月から外国人材の紹介および管理業務を始めることが決定しました。この取り組みは、深刻な人手不足を解消するための一環として位置づけられています。
背景と人手不足の現状
2024年版の「九州経済白書」によると、2030年までに九州・沖縄で不足する労働者の数は、2022年の約2.8倍に当たる約46万人に達すると予測されています。特に、商品販売、輸送、建設、医療、介護、接客といった業種が深刻な人手不足に直面しています。また、鹿児島県、長崎県、宮崎県では、この問題が顕著です。
飲食業や宿泊業、さらには教育などの分野では、外国人材の受け入れが進んでいるため、シェルパ・ヒューマンリソースの外国人材紹介が重要な役割を果たすと期待されています。
シェルパグループのビジョン
シェルパグループは1985年の創業以来、グローバル経営を支えるためのコンサルティング、ITサービス、人材開発の三本柱を通じて、企業に総合的なアドバイザリーサービスを提供してきました。特に、外国人材に特化したサービスを強化し、日本市場に国際的な視野を持つ人材を提供することを目指しています。
提携の取組概要
シェルパ・ヒューマンリソースと鹿児島銀行の提携により、企業は人手不足を解消するための新たな手段を得ることができます。シェルパグループには九州地方に多くの顧問先と直営施設、例えば霧島観光ホテルがあり、外国人材の紹介や管理には豊富な実績があります。これにより、海外から優秀な人材を円滑に採用するためのルートが確立されています。
また、特定技能ビザや高度専門職ビザなど、様々なビザに対応した人材の提供も行っております。これにより、多種多様なニーズに応えることができる体制が整っています。
課題解決への取り組み
最近、企業と人材の間には認識のギャップが存在しており、その解消が求められています。シェルパグループは、教育係のトレーナーを派遣することで、クライアント企業と外国人材との間の理解を深める取り組みを行っています。さらに、海外拠点の設立も視野に入れつつ、企業の業務効率化を図り、日本におけるキャリア形成を支援する体制を構築しています。
企業概要
鹿児島銀行は1879年に設立され、鹿児島県鹿児島市金生町に本店を構えています。金融業を中心としており、地域経済の発展に寄与しています。
シェルパ・ヒューマンリソースは2023年に設立された新しい会社で、東京都港区に本社を構えています。人材不足に立ち向かう新たな取り組みとして、社名にふさわしい信頼性の高いサービスの提供を目指しています。
この提携により、外国人材の紹介と管理が進み、人手不足の解消が期待されます。