三菱電機とエレファンテック、最新ナノインク技術で環境負荷を軽減

新たな提携がもたらす未来



2023年5月、三菱電機株式会社がエレファンテック株式会社と新たに出資・事業提携契約を結びました。エレファンテックは、独自のナノインク技術を持ち、環境に優しいプリント基板製造方法の開発を進めるスタートアップ企業です。この提携により、インクジェット印刷を利用した新たな製法の導入を促進し、環境負荷の軽減に寄与することを目指しています。

背景と狙い



近年、IoTやAI技術の普及が進む中、電子機器に搭載されるプリント基板の需要は急増しています。それに伴い、従来の製造方法では生じる環境負荷を低減することが重要な課題となっています。従来は、基材上の不要な銅箔を化学薬品で除去するため、大量の廃棄物や水の使用が問題視されていました。新たな製法の導入が求められる中、エレファンテックが開発した銅ナノインク技術は、その革新的な解決策となり得ます。

エレファンテック社は、必要な部分にのみ銅ナノインクを印刷する手法を導入しており、これにより従来の製法に比べて工程を大幅に短縮できます。これにより、使用する銅や水の量、さらにはCO2排出量も減少し、コスト削減と環境への配慮の両立が可能になるのです。

提携の展望



三菱電機は、この提携を基にインクジェット印刷を用いたソリューションを製造業に提供し、市場におけるニーズに応えていきます。また、将来的にはエレファンテックから技術提供を受け、インクジェット印刷装置の量産や販売も行っていく見込みです。こうして両社は協力し、持続可能な製造方法の普及を進めます。

両社のコメント



エレファンテック社の代表取締役社長、清水信哉氏は、三菱電機との提携を「装置を安定的に供給し、世界中のお客様に届ける上で非常に重要」としました。三菱電機の上席執行役員である都築貴之氏も、エレファンテック社の新製法が「製造コストの低減に効果的」と評価し、両社の協働が顧客に新たな価値を提供することを確信しています。

エレファンテックの概要



エレファンテック株式会社は2014年に設立され、東京都中央区に本社を構える企業です。彼らはプリント基板の製造に関わる装置や材料の製造販売を行っており、技術革新に取り組んできました。彼らの最新のナノインク技術は、プリント基板業界に新たな風を吹き込む可能性を秘めています。

三菱電機の取り組み



三菱電機は、持続可能な社会の実現に向け、さまざまな事業を展開しています。長年の経験をもとに、FAシステムや電子機器分野での革新を追求し続けています。今後も多様な企業とのオープンイノベーションを通じて、技術革新を推進し、環境負荷の低減に貢献することが期待されます。

このように、三菱電機とエレファンテックの提携は、プリント基板製造業界の未来に大きな影響を与えることでしょう。新しい技術の導入によって、環境へ配慮した持続可能な製造プロセスが確立されることが期待されています。

会社情報

会社名
三菱電機株式会社
住所
東京都千代田区丸の内2-7-3東京ビル
電話番号
03-3218-2111

トピックス(IT)

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