新卒世代の出世意欲を調査
最近の若手社員について「管理職になろうとしない」という意見がささやかれていますが、実際のところはどうなのでしょうか?株式会社ベースミーが実施した最新の調査によれば、24〜27卒の新卒世代の約6割が出世を目指していると結果が出ています。この調査では、450名の新卒者を対象に「出世欲と理想のマネジメント」に関する詳細な質問が行われました。
調査の概要
調査の結果、出世意欲が高い新卒者の多くが、具体的には「出世したい」と回答したのは92名、「ある程度はしたい」と答えたのは179名で、合計で271名が出世に意欲を示しました。このことから、新卒世代のキャリアに対する意識が以前よりもポジティブに変化していることが伺えます。一方で、「出世について考えたことがない」という意見を持つ94名も存在しました。
出世を目指す理由は?
出世を希望する271名に理由を尋ねたところ、最も多かったのは「給与や待遇を上げたいから」で213名がこれに該当しました。また、出世の動機として「裁量権を持つことが大事」とする意見も80名にのぼりました。このように、新卒世代は、出世を単なる昇進ではなく、自己成長の手段と捉えていることが分かります。この世代は転職や独立に向けての経験を積むためにも出世を積極的に考えているようです。
出世を望まない理由
一方、出世を望まない85名の理由では、「プライベートを重視したいから」が45名で最も多く、次に「責任を負いたくない」とする声が42名ありました。「いずれ辞めるから」という意見もあり、個人のライフスタイルにシフトしている様子が見受けられます。
求める理想のマネジメント
調査の中で、理想のマネジメントスタイルについても問われました。450名中、201名が「具体的なフィードバック」を好むと答え、189名は「褒めて育ててほしい」と回答しました。特に新卒世代は厳しさよりもサポートを求めている傾向が強いようです。さらに、出世意欲のある層は上司との「フランクな関係」を求める一方で、業務以外には深入りしない距離感の保たれることも希望しているようです。
理想の上司とは?
理想の上司についての質問にも興味深い結果が見られました。全体では「特に気にしない」という回答が最も多く、次いで「5〜10歳上の程よい距離感のある上司」との答えが多く寄せられました。このが、出世意欲が強い新卒者は、年齢差のある上司との関係を重視しつつも、良好なコミュニケーションが必要だと感じていることが分かります。
株式会社ベースミーCEOのコメント
株式会社ベースミーの代表取締役CEO・勝見仁泰氏は、「多くの若手社員が出世欲を持っている点が調査で明らかとなったことは非常に重要」と述べ、さらに「ただし、彼らが求めるマネジメントの形は変化しており、企業はフィードバックを制度化する必要がある」と強調しました。彼は新卒社員の成長意欲とそれに合った企業の価値観がつながるプラットフォームを作ることに尽力していると語っています。
まとめ
今回の調査結果からは、新卒世代が出世に対して意欲的である一方で、求めるマネジメントや上司との関係性が変化していることが探れました。彼らの期待に応えるためには、企業文化やマネジメントスタイルの見直しが必要とされているでしょう。新しい時代の働き方において、互いに成長を促す環境が求められています。