肥後銀行がインターネットバンキングに多言語対応を導入

株式会社肥後銀行（本社：熊本県熊本市）は、Wovn Technologies株式会社（以下、WOVN）が提供するWebサイト多言語化AIソリューション『WOVN.io（ウォーブン・ドットアイオー）』を採用し、インターネットバンキングに英語と繁体字でのサービスを新たに追加しました。この取り組みは、地域の国際化が進む中で、外国人顧客にとっても利用しやすい環境を目指すものです。

地域の国際化に対応する新たなサービス

熊本県においては、台湾積体電路製造（TSMC）の進出を始め、外国企業や居住者が増加しています。これに伴い、肥後銀行のインターネットバンキングを利用する外国人のお客様も増え、操作方法について多くのお問い合わせが寄せられるようになりました。従来の紙面による操作マニュアルでは、サービスの変更に合わせた翻訳や編集が求められるため、迅速な対応が難しい課題がありました。

こうした背景を受けて、肥後銀行はWOVN.ioの導入を決定しました。インターネットバンキングを多言語対応化することで、外国人も日本人と同様に利便性高くサービスを利用できることを目指しています。

WOVNの強み

肥後銀行がWOVN.ioを導入する際に重視した点は以下の三つです。

1. 簡単な導入: WOVNは多様な導入方式を提供しており、サイトのシステム環境に柔軟に対応できます。インターネットバンキングのようなシステムでも大きな改修なしに導入できるため、コストを抑えられることが評価されました。

2. 高精度な翻訳: WOVN.ioが持つAI翻訳基盤『Maestro』は、専門用語にまで対応可能です。このため、金融業界特有の用語の誤訳を防ぎます。正確性が求められる金融サービスにおいても、高い信頼性を持つ翻訳が実現できます。

3. 豊富な実績: WOVNは、多くの金融機関から導入されており、金融市場特有のニーズに応えてきました。この実績が、肥後銀行にとっての安心感につながったのです。

今後の展望

今後、WOVNはすべての人が母国語でサービスを享受できる世界を目指し、多言語化に必要な製品の提供を続けると共に、事業やサービスの国際展開を支援していきます。

導入による利便性の向上

富士大学と協力したデザインで構築された肥後銀行のインターネットバンキングは、英語と繁体字に対応し、外国人顧客向けに利用しやすいインターフェースを提供しています。これにより、銀行業務がよりスムーズに行えるようになります。

WOVN.ioについて

WOVN.io（https://mx.wovn.io）は、「企業のグローバリゼーションをAIで加速する」をミッションに、Webサイトを最大45言語・79のロケールに多言語化するソリューションです。大手企業をはじめ、18,000サイト以上に導入されています。従来のシステムに後付けで機能を追加することができるため、無駄なコストや人的リソースの削減にもつながります。