業務システムの迅速な開発を実現する新ローコードプラットフォーム「WebPerformer V2.7」

新バージョン「WebPerformer V2.7」登場

キヤノンITソリューションズが提供するローコード開発プラットフォーム「WebPerformer」が、2024年12月25日に新たなバージョン「WebPerformer V2.7」を販売開始します。デジタルトランスフォーメーション(DX)が加速する昨今、企業は市場の変化に柔軟に対応し、迅速かつ効率的な業務サービスの展開が求められています。このようなニーズに応えるために、新バージョンでは開発プロセスの生産性向上やリリーススピードの向上を目指して機能強化が実施されました。

新しい機能について

業務システムの迅速なリリース

新バージョン「WebPerformer V2.7」では、開発したWebアプリケーションをコンテナ上で稼働させることが可能になりました。これにより、アプリケーションの実行環境が標準化され、OSやインフラへの依存を最小限に抑えることができます。このような環境を実現することで、開発環境から本番環境へのリリーススピードが向上し、異なる稼働環境間での移行も容易になります。また、コンテナ管理に利用できるオーケストレーションツールを活用することで、業務の負荷状況に応じた自動スケーリングも実現可能です。これにより、年末調整時の人事ポータルのような負荷の高い状況でも安定した業務システムの運用が行えます。

UI/UXの向上

「WebPerformer」は、ユーザーインターフェース(UI)およびユーザー体験(UX)の向上に重きを置いています。新機能として、Single Page Application(SPA)の開発効率を改善するため、画面項目やボタンの動的制御、ダイアログ画面表示機能などが追加されました。これにより、より快適な操作環境が提供され、システムのユーザビリティが向上します。

書類の長期保管が可能に

新バージョンでは、業務システムのデジタル化を加速するために、ワークフローシステム「WebPerformerWf」と、電子帳簿保存法に対応した書類保管クラウドサービス「DigitalWork Accelerator」との連携機能も搭載されました。この連携により、申請・承認した請求書や領収書の電子取引データがシームレスに連携でき、検索要件を満たした長期的な保管を実現します。

今後の展望

「WebPerformer」は最多で19年間にわたり、顧客の業務効率化や競争力向上に貢献し続けています。今後も顧客の声を大切にしながら、より快適で効率的なシステム開発環境の提供を目指します。さらに、生成AIを活用した新機能の追加や適用範囲の拡大にも取り組むことで、多様化する業務システムに対応していく計画です。