新型Kurasense登場
2025-02-05 16:28:24

進化を遂げた高速3Dビジョンセンサー『Kurasense-C100FX』の魅力

進化を遂げた高速3Dビジョンセンサー『Kurasense-C100FX』の魅力



クラボウ(資本金220億円、本社:大阪市中央区、社長:西垣伸二)が新たに開発した高速3Dビジョンセンサー『Kurasense-C100FX』は、従来のモデルを一新し、さらなる高精度の認識能力を実現しました。この製品は、特に柔軟物の形状認識に特化しており、製造業界における自動化を支援します。

新たな製品の特徴



『Kurasense-C100FX』の最大の特徴は、高速3Dビジョンセンサー部とコントローラー部が分離され、センサーヘッドをロボットハンドに取り付けることが可能になった点です。この設計により、センサーの認識視野が拡大し、ロボットハンドの可動域まで認識を広げられたため、小さく細い対象物に対しても高い精度で対応できるようになりました。具体的には、認識精度が従来の約3倍、3次元位置決め精度も約5倍と大幅に向上しています。

開発の背景



この製品が生まれた背景には、昨今の製造業における自動化のニーズがあります。2020年4月に販売開始された旧モデル「Kurasense」は、主にビジョンセンサー技術を用いて電子部品の組み立てや医療機器製造等の難しい工程を自動化するために使用されてきました。特に柔軟物の認識能力においては業界で高く評価されていましたが、サプライチェーンの混乱や国内生産回帰の動きに伴い、さらなる高精度性が求められるようになったのです。

各種機能と応用範囲



『Kurasense-C100FX』は、柔軟物の形状認識が必要とされる様々な業界で活用され、その機能のバリエーションも豊かです。多芯ケーブルの認識、束積みケーブル、フラットケーブル、先端の曲がり補正、コネクタの認識など、多岐にわたります。特に自動車業界ではエンジンやトランスミッションなどの大型対象物に対する認識精度が高く、これまで以上に多様な業務に対応可能です。

技術詳細



具体的な技術面では、センサー部のサイズが約130mm × 130(163)mm × 40mmとコンパクトに圧縮されています。また、重量も約0.8kgと軽量化されており、狭い環境でもハンドリングがしやすくなっています。コントローラー部も約218 × 190 × 58.8mmのサイズで、コンパクトさが際立ちます。

価格と納期



『Kurasense-C100FX』の標準価格は242万円(税抜)で、受注後約1カ月での納品が予定されています。これは市場の競争力を高める要因の一つともなっています。もちろん、導入に際してお問い合わせはクラボウの担当部署が承っていますので、興味のある方はぜひ連絡を取ることをおすすめします。

まとめ



『Kurasense-C100FX』は、進化した認識精度を武器に、製造業の自動化を引き続き推進する重要な製品です。その設計や機能はさまざまな業界でのニーズに応え、さらなる生産性向上を実現することでしょう。自動化の未来を切り拓くこの製品が、今後どのような影響を与えるのか注目が集まります。


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会社情報

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クラボウ
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