株式会社コパンがスポーツクラブに新たな環境意識を育む回収ボックス設置
岐阜県多治見市に位置する株式会社コパンは、73の直営スポーツクラブとスイミングスクールを展開しています。この度、同社は東京に本社を構えるスタートアップ、株式会社BPLabとの連携を発表し、多治見市のコパンスポーツクラブに循環型回収ボックス「R-LOOP」を導入しました。この取り組みは、地域住民や会員のエコ意識を高めることを目的としています。
R-LOOPの特徴と目的
「R-LOOP」は、使用済みの衣料品や雑貨を回収し、リユースやリサイクルを通じて持続可能な社会の実現を促進します。このプラットフォームは、BPLabが提供する国内リサイクルスキームと、ブックオフの海外直営店でのリユーススキームを組み合わせることによって、循環型社会を目指しています。
設置された回収ボックスには、会員への周知を図るためのポスターも掲示されています。この「R-LOOP」により、不要になったアイテムを手放す際の心理的な抵抗感が軽減され、地域全体での物品の循環が促進されることが期待されています。
取り組みの背景
コパンの会員の約半数が子供であり、成長と共に使わなくなる玩具やサイズの合わない衣服など「まだ使えるもの」に対する意識が高まっています。今回の取り組みは、中部圏最大のスタートアップ支援拠点「STATION Ai」での出会いを契機に、BPLabの持つエコシステムの理念に共感して実現しました。これにより新たなモノの循環を促進し、地域や社会に寄与することを目指しています。
会員への新たな価値提供
「R-LOOP」の導入によって、コパンは会員やそのご家族が不要になった衣類や雑貨を「誰かに使ってもらえる」という安心感をもって手放せる仕組みを提供します。このアプローチは、心理的な障壁を下げるだけでなく、地域内でのエコ活動への参加機会をも増やします。
このように、コパンは新たな価値を通じて会員が環境意識を持つきっかけを創出しています。普段の生活の中で、ユーザーが持続可能な選択をする手助けをしていくのです。
今後の展望
今後、株式会社コパンは全国に約10万人の会員を持つ直営スポーツクラブ・スイミングスクールの「リアルな場」を活かして、BPLabだけでなく他のスタートアップとも協力関係を広げていくことを計画しています。こうした提携を通じて、会員に新たな体験を提供し続けるとともに、スポーツクラブという枠を越えた新しいサービスモデルの創出を目指しています。
企業紹介
株式会社コパンは、エステサロン、カルチャースクール、フットサルクラブ、テニススクールなど多岐にわたる事業を営んでおり、心身の健康づくりを通じて地域に貢献することを目指しています。企業として健康の創造を掲げ、地域の皆様により良い生活を提供するために新しい挑戦をし続けています。
- - 代表取締役社長:市岡 史高
- - 所在地:岐阜県多治見市光ケ丘二丁目60番地の1
- - 創業年月:1993年4月
- - URL:www.copin.co.jp
株式会社BPLabも、繊維製品の循環・再生事業を通じて、持続可能な暮らしの実現を目指しています。
- - 代表取締役:八代 直樹
- - 所在地:東京都港区北青山2-12-8 BIZ SMART青山
- - 設立年月:2021年6月
- - URL:www.bplab.info