QuaとBBY NABEとのコラボ楽曲の魅力
2001年生まれのアーティストQuaが、待望の新曲「FANCY LOVE feat.BBY NABE」を2024年9月16日に配信リリースしました。この曲は、シンセポップを基にしたエレクトロニカ色の強いトラックに、客演のBBY NABEが織りなすメロディアスなトーンが印象的です。楽曲のテーマは「僕等なりの優しさ論」で、2人の考える「愛のある優しさ」とは何かが探求されています。
「FANCY LOVE」の魅力
「FANCY LOVE」はただのラブソングではなく、優しさについての深い思索を含んだ作品です。Quaは「優しさ」とは何かを様々な視点から捉えており、この曲では人との距離感や向き合い方についての思いを表現しています。彼は、青春漫画に見られる激しいぶつかり合いではなく、穏やかな距離感を持った優しさを追求したと語ります。
タイトルの「FANCY LOVE」は、「Quaの愛」としての側面も持ち、自身の音楽スタイル「FANCY POP」と密接に関連しています。その名は、ファンの間でも認識されており、自然と曲の進行とともに完成されました。
制作のきっかけ
Quaは長い間「愛についての曲」を制作したいと考えていましたが、トラックメーカーGORIによって送られたビートに影響を受け、具体的な形に結実しました。BBY NABEとの出会いは昨年、渋谷での作品ライブに遡ります。彼らはライブを通じて意気投合し、今年春から楽曲の打ち合わせを開始し、互いのフローが見事に合致しました。BBY NABEのラップは迅速で、わずか2日でそのバースを分担し合いました。
フィーチャリングの面白さ
QuaはBBY NABEとのコラボレーションで多くを学びました。彼は、過去の重みと未来の展望が見事に交差するバースを特徴としており、それをもとに自分の感情をより深く掘り下げることができました。BBY NABEのマルチジャンルな音楽スタイルに彼は驚きを隠しません。また、「歌が上手い」とその技術力を高く評価し、制作過程でも彼の経験は大きな助けとなりました。
リリックへのこだわり
Quaはリリックにもこだわりを持っており、抽象的な表現と具体的な表現のバランスを重視しています。分かりやすさと深い想像力の余白を持たせることで、聴く人に思いを巡らせる余地を与えつつ、自己の信念を短く直球に表現することも大切にしています。
Quaという名前の由来
自身の名前「Qua」は、過去の名前「SPARCCCY」からの変遷によるもので、アーティストとしての新たな方向性と相互的な意味を持たせるために選ばれました。自分の音楽を「FANCY POP」と定義づけることで、従来の枠に囚われない自己表現を追求しています。
優しさと音楽論
表現される「優しさ」は、彼自身が育った環境や幼少期の体験に深く結びついています。読み聞かせられた絵本に触れることで、心の内側から多様な感情が湧きあがり、それが音楽に反映されていると語ります。特にサーカスやファンタジーの要素が多数含まれているのは、彼の心の根底にある感受性を強く反映しています。
今後の展望
Quaは、年内にEP「FANCY POP Ⅱ」をリリースし、渋谷のWWW.でのワンマンライブを実現することを目指しています。また、彼自身が主催する「FANCY POP SHOW」では、独自の視覚的世界観やテーマ性を持ったイベントを展開しており、音楽だけでなく、視覚的な体験の創出にも力を入れています。彼の多才な音楽と独特な感性は、今後ますます多くのリスナーの心を引きつけることでしょう。