ニヒンメディア株式会社、AI医療サポートの新たな可能性
日本の医療現場に革新をもたらすため、ニヒンメディア株式会社は医師向けAIアシスタント「MedGen Japan」の開発と運営を進めています。このほど、同社はCoreline VenturesとAntlerから資金を調達し、医療分野でのさらなる成長に向けた新たな一歩を踏み出しました。
資金調達の背景
ニヒンメディアは、2025年Q4を見据え、両社から第三者割当増資を通じて資金を集めました。この資金は、医師ユーザーの拡大やエンジニアおよびビジネス人材の採用・強化に充てられる予定です。日本の医師たちは日々、長時間の勤務の中で多くの疑問に答え、患者に最適な治療を提供するために尽力していますが、情報収集に多くの時間を取られているのが現状です。
MedGen Japanが目指すもの
「MedGen Japan」は、PubMedだけでなく、日本の臨床に沿ったガイドラインや公的文書も検索対象に含めています。数百名の医師のデータを基に、信頼できる文献を迅速に提供し、情報収集の手間を大幅に削減することを目指しています。具体的には、AIが文献の選定理由とそのエビデンスレベルを明示することで、医師が必要な情報を1分以内に得られるサービスを提供します。
ユーザーとの共創
ニヒンメディアは、医療従事者と密に連携しながら製品開発を行ってきました。ユーザーからのフィードバックを基に、定期的に新機能を追加しています。これにより、医師たちが質の高い医療を提供できるよう、日々の業務の効率化を図っています。特に「クイックモード」や「コピペ機能」は医師から高い評価を得ています。
今後の展望
今回の資金調達により、ニヒンメディアは新しいエンジニアやビジネスの専門家を採用し、2026年には数万人の医師にこの価値を届ける目標を掲げています。これにより、日本の医療現場での働き方を刷新し、医師のバーンアウトの軽減へと繋げたいと考えています。
製薬・医療機器メーカーとの協業
ニヒンメディアは製薬や医療機器の企業と協力し、医師に必要な情報を届ける取り組みも進めています。これに参与を希望する企業は、連絡先を通じて問い合わせることが可能です。
これからのニヒンメディア
安藤孝太CEOは、日々の業務の中で医師から受けるフィードバックをもとに、「MedGen Japan」がどれだけ医療現場に寄与できるかを実感しています。過去1年の間にユーザーが20倍に増えたことは、同社の取り組みの成果です。ニヒンメディアは、今後も医療エコシステム全体の価値を向上させるために、全力で取り組んでいく考えです。
医療業界におけるAIアシスタントの進化は、医師たちにとってかなりのメリットをもたらすでしょう。特に「MedGen Japan」のようなサービスは、医療従事者の負担を軽減し、最終的には患者に対する医療の質を向上させることに繋がります。日本の医療における新たなスタンダードを築くべく、ニヒンメディアはさらなる進化を続けるでしょう。