三井住友カードとヘルスケアテクノロジーズ、健康経営支援パッケージ「CareCon」を提供開始
三井住友カード株式会社とヘルスケアテクノロジーズ株式会社は、法人向けに中小企業の健康経営を支援するための新しいパッケージ「CareCon」を開発し、2025年9月25日から提供を開始します。本サービスは、従業員の健康維持やメンタルヘルスの向上を図るだけでなく、企業の健康経営優良法人認定を後押しすることが目的です。
健康経営の重要性
近年、中小企業では生産年齢人口の減少が深刻な問題となり、人材の確保や離職防止が経営課題として浮上しています。このような中、経済産業省の調査によると、健康経営に取り組む中小企業が増加傾向にあります。特に「健康経営優良法人」認定の申請数は、2016年度から2024年度にかけて大幅に増加しており、企業内での健康管理の重要性が高まっています。
さらに、最近ではメンタルヘルスの問題が深刻化しており、政府はストレスチェックの実施を義務化する改正を行うなど、企業の取り組みを促進しています。しかし、法人カードを利用する企業は健康経営に取り組む際に「費用対効果が不明確」「予算が限られている」などの課題を抱えているとの調査結果もあります。
CareConの貢献内容
「CareCon」はこれらの課題を解決するために設計されており、中小企業や個人事業主が健康経営を実現するためのソリューションを提供します。具体的には、ヘルスケアテクノロジーズが開発したアプリ「HELPO」などを組み合わせた内容で、従業員の健康増進に役立つ多様なサービスを網羅しています。これにより、企業は健康経営優良法人認定の取得が期待でき、その結果として福利厚生の充実や融資、保険料の優遇といった多方面でのメリットに結びつきます。
加えて、「CareCon」を通じて中小企業は、従業員の健康を守りつつ、経営の持続可能性を高めることができるでしょう。このパッケージは、三井住友カードの法人カードを契約している企業向けに提供され、導入が容易な形で設計されています。
今後の展開
本サービスの開始を皮切りに、三井住友カードとヘルスケアテクノロジーズは「Trunk」の新しいビジネスカードと組み合わせたさらなるビジネス展開を計画しています。これにより、健康経営を促進し、非金融サービスの提供を通じて中小企業の経営支援を強化することが期待されています。また、健康経営優良法人認定取得までのサポートや、健康に関するポイント還元などの優遇策も整備される見込みです。
会社概要
ヘルスケアテクノロジーズ株式会社
ヘルスケアテクノロジーズは、ソフトバンクの傘下として医療課題の解決を目指し、健康増進に寄与するプラットフォームを提供しています。彼らは「HELPO」を通じて、医療費削減や医師の労働問題に対しても貢献しています。
三井住友カード株式会社
三井住友カードは、法人向けデジタル総合金融サービス「Trunk」を通じて、中小企業の事業成長を強力に支援しています。今後もサービスの拡張を通じて、さらなる利便性とお得感を提供することを見込んでいます。
このような取り組みにより、三井住友カードとヘルスケアテクノロジーズは、両社の協業を深化させ、顧客にとっての価値向上に邁進していきます。