トラボックス、配車依頼書機能の無償提供を開始!
トラボックス株式会社は、求荷求車サービスにおいて、8月14日から「配車依頼書」の機能を無償で提供することを発表しました。この新しい機能により、物流業界の効率化が期待されています。つまり、成約した案件に関して依頼書を自動的に作成し、入構許可書などの必要な付帯ファイルをオンラインでやりとりすることが可能になります。
新機能提供の背景
物流業界は現在、2024年問題に直面しています。この問題の解決に向けて、政府は法整備を進めています。その中でも、特に注目されているのが「多重下請構造の是正」と「契約条件の明確化」です。この「契約条件の明確化」においては、元請運送事業者が実運送事業者の名称を荷主に通知することや、運賃・料金などを明記した電子書面の交付が求められています。トラボックスは、これらの規制に応じて「配車依頼書」の機能を導入し、業界のニーズに応える形となっています。
配車依頼書機能の特長
「配車依頼書」機能の強みはいくつかあります。まず、依頼書を自動で作成し、オンラインで即座に送信できる点です。登録した荷物情報から自動的に依頼書が生成されるため、手作業での入力が大幅に削減されます。また、従来のように印刷したりFAXを送信する手間が省けます。
さらに、詳細な荷物情報や場所のデータを入力でき、運行に必要なファイルの添付も可能なため、よりスムーズなコミュニケーションが実現します。こちらは、受託側が車両手配を完了したら、依頼書に車番を記載して返信することができ、委託側には即座に通知が届く仕組みが整っています。
無料で利用可能
この新機能は、トラボックスの求荷求車サービスを利用している運送会社に対して無償で提供されます。物流業界における課題を少しでも軽減するためのトラボックスの取り組みは、果たしてどれほど効果を発揮するのでしょうか。
今後の展望
トラボックスは今後も、顧客の意見を基にさらなるサービスの向上に努めていくとしています。長年の経験を活かし、運送業界に革命をもたらすと期待されています。これは、単なる機能追加に留まらず、業界全体を見据えた戦略的な試みにも感じられます。
トラボックス株式会社の概要
トラボックスは、トラック運送情報を一元化し、運送会社と荷主の利便性を高めるための物流DXプラットフォームを運営しています。20年以上の運営実績があり、現在では20,000以上の運送会員を抱え、2023年時点で280万件以上の荷物情報を登録するなど、業界内での地位を確立しています。2020年にVisionalグループに参加し、ITを活用した物流業界全体の生産性向上に寄与することを目指しています。
この新しい配車依頼書機能は、今後の物流業界にとって大きな助けとなることが期待されます。トラボックスは、顧客のニーズをしっかりと捉え、さらなる革新を目指して邁進していくことでしょう。今後の展開に要注目です。