居食屋「和民」がカンボジア進出を発表
居酒屋チェーン「和民」を展開するワタミインターナショナル社が、カンボジアでのフランチャイズ展開を決定したことを発表しました。この進出は、同社が合弁会社Delis Watami Cambodia Co. Ltd.を設立し、カンボジアで日本食文化を広めるための重要なステップとなります。
合弁会社設立の経緯
ワタミグループは、すでにアジア各国に多くの店舗を出店しており、現時点で香港、台湾、シンガポールなどの97店舗を展開しています。カンボジアへの進出は、特に首都プノンペンが急速に経済成長を遂げている点に注目されています。将来的には、日本食の需要も大いに高まると見込まれています。
デリズは福岡と東京を拠点に宅配飲食業を運営しており、カンボジアにおける飲食業のビジネスチャンスを早くからリサーチしてきました。両社の企業文化に共通する部分が多かったため、ワタミインターナショナルはデリズを最適なパートナーと判断したのです。
フランチャイズ契約の内容
ワタミインターナショナルとデリズの間では、Delis Watami Cambodia Co. Ltd.の設立に合意し、カンボジアで居食屋「和民」を独占的に展開するという契約が締結されました。これにより、カンボジア市場において、和民のブランドがしっかりと根付くことが期待されています。
カンボジア1号店の情報
居食屋「和民」の初の店舗は、2014年6月にオープンが予定されています。その場所は、イオングループが運営するカンボジア初のショッピングセンター「イオンモールプノンペン」内で、グランドフロアのオープンカフェゾーンに位置します。この店舗は、86坪の広さで、142席を設ける計画です。
カンボジアでの「和民」1号店がどのように展開されるか、楽しみですね。これにより、地元の人々に日本の居酒屋文化が浸透し、多くの人々に愛される店舗となることが期待されています。
合弁会社の概要
Delis Watami Cambodia Co. Ltd.について、以下のような事業概要が明らかにされています。
- - 事業内容: カンボジアで居食屋「和民」の運営を行う
- - 所在地: カンボジア王国プノンペン
- - 代表者: 井土朋厚(デリズ代表取締役社長)
- - 資本金: 500,000米ドル(デリズが60%、ワタミインターナショナルが40%出資)
これらの情報からも、進出に向けた準備は着実に進んでいることが伺えます。今後も、カンボジアでの「和民」にご注目ください。日本の食文化がさらに広がることでしょう。