鳥羽商船高専とベトナム商工短期大学、学術交流協定を締結

鳥羽商船高専がベトナムと国際連携を強化

三重県の鳥羽商船高等専門学校（以下、鳥羽商船高専）は令和7年2月8日、ベトナム商工短期大学（College of Industry and Trade）との学術交流協定（MOU）を締結しました。この取り組みは、国際的な教育の一環として新たな道を切り開くものです。

学術交流協定の締結

両校の代表者による調印式が行われ、鳥羽商船高専の古山雄一校長とベトナム商工短期大学のNGUYEN HAI BANG学長が握手を交わしました。古山校長は、「多くの方々の協力のもとでこの協定を結ぶことができた」と述べ、感謝の意を表しました。.

海外展開事業の一環

この協定は、独立行政法人国立高等専門学校機構の海外展開事業の一環として実施されたものです。これにより、ベトナムにおける高等専門学校型の教育、研究、就職の普及を図ります。これまで、宇部工業高等専門学校が主導し、他の高専も従事しながら、ベトナムでの教育交流が進められてきました。

留学生派遣と受け入れの強化

今後、鳥羽商船高専は宇部高専および全国の高等専門学校と連携し、留学生の派遣・受け入れを通じた教育や研究の交流を続けていく方針です。このような国際的な視点を持った教育を実現することで、学生は多様な選択肢を持つことができるようになります。

鳥羽商船高専の歴史

鳥羽商船高専は1875年に設立され、日本で最も歴史の古い商船系高等専門学校です。当校は航海測量習練所を母体とし、様々な技術者を育成しています。商船学科と情報機械システム工学科の2学科から成り、学生は科学的思考と高度な技術を習得します。また、地域社会から国際社会に至るまで、広範囲にわたるニーズに応える技術者を育成しています。