ヴェルク株式会社、OECDとの教育評価AIイニシアチブ契約を発表
ヴェルク株式会社(東京都千代田区)は、経済協力開発機構(OECD)との間で新たなフレームワーク契約を締結したことを発表しました。この契約は、OECD教育・スキル局が推進する教育評価AIイニシアチブに関連し、AIやクラウド技術に関する専門的なコンサルティングサービスの提供を目的としています。
フレームワーク契約の概要
この契約は、今後の具体的な業務のための共通契約条件を定めるものであり、それに基づいて具体的な業務内容や成果物、スケジュール等がOECDから示されます。各業務はOECDからの書面による依頼を受けてから順次始まる予定です。
教育評価AIイニシアチブとは
OECD教育・スキル局は、国際的な学習到達度調査「PISA」などの大規模な国際調査を行い、各国の教育政策の改善に向けた比較データや政策分析を提供しています。本イニシアチブの正式名称は「教育評価と個別化学習のための国際的な大規模AIツールの開発」であり、AI技術と心理測定モデルを駆使し、学習者の成長を多面的に捉えることを目指しています。
学習評価の新たな視点
この取り組みでは、形成的評価と総括的評価の両方を支えるための診断や分析、詳細なデータ分析、評価データを教育改善につなげる方法などが検討されています。また、AIを用いた教育評価におけるデータプライバシー、公平性、透明性に関する指針の策定も重要な要素です。
ヴェルクの役割と技術コンサルティング
ヴェルクの担当領域には、以下の内容が含まれます。
- - クラウド環境とデータ基盤のレビューや助言
- - 大規模言語モデル(LLM)の出力品質や安全性に関する評価
- - AIモデルや関連システムの性能の評価と最適化に関する助言
- - 技術文書の作成と知識移転
これらの行動を通じて、OECDが主導する教育評価向けAIシステムの開発を支援し、教育現場におけるAI活用を促進します。
教育分野での専門性
ヴェルクは、教育分野における生成AIの活用を深めるための共同研究やAI導入支援に積極的に取り組んできました。また、全国の高等教育機関向けに提供する「IRQuA」と呼ばれる大学IRダッシュボードサービスによって、クラウド技術や教育データの分析においても実績を上げています。
今後の展開
契約の具体的な業務範囲やスケジュールは、OECDからの個別発注書が発行されてから決定される見通しです。ヴェルクは、教育評価に求められる妥当性、公平性、透明性、セキュリティ、継続的な運用可能性の確保を重視し、このプロジェクトを進めていきます。教育機関との連携や専門性の向上を通じて、安全で効果的なAI活用の未来を築くことが期待されています。
コメント
ヴェルク株式会社の取締役である津久井浩太郎氏は、「OECD教育評価AIイニシアチブを支援できることを光栄に思います」と述べ、AIを教育現場に責任をもって活用する重要性を強調しています。
企業情報
- - 会社名: ヴェルク株式会社(VELC Inc.)
- - 本社地: 東京都千代田区神田佐久間町1-8-2 第一阿部ビル 9階
- - 代表者: 田向 祐介
- - 創業: 2010年
- - 資本金: 800万円
- - コーポレートサイト: ヴェルク株式会社
このように、ヴェルク株式会社はOECDと連携し、教育現場におけるAI活用の未来をみすえて、革新的な取り組みを続けています。