京都発の新しい視点を楽しむ立体アート展「IKEZU」開催！

京都の街に根付く「いけず石」とアートのコラボ

2023年11月7日から11月16日まで、URBAN RESEARCH KYOTOでFunny Dress-up Labによる個展「“IKEZU” Play in Support of the Unseen」が開催されます。この展覧会は、京都が誇る文化的な要素の一つである「いけず石」にインスパイアされた新作が展示される貴重な機会です。

展覧会の見どころ

「いけず石」は、京都の路地でよく目にするもので、主に車などが家屋に衝突するのを防ぐために設置された石です。今回の展示では、Funny Dress-up Labのアーティストがこれを3Dスキャンし、3Dプリント技術を用いて複製を作成。この独特な視点から生まれた立体アートは、視覚的楽しさだけでなく、私たちの文化や存在について問いかけることを目的としています。

アーティストは、いけず石を支える部分に、自身の画材であるミニ四駆のドレスアップステッカーを使用しています。これには、幼少期の遊びが文化を支える支柱となるという深い意味が込められており、作品を通じて「文化とは何か？」という問いに対する考察を促します。観覧者は、ただ作品を眺めるだけでなく、遊びを通じて身の周りの違和感について思索を深めていくことが期待されています。

レセプションパーティーでの交流

展示初日にはレセプションパーティーも開催され、誰でも参加することができます。ゆったりとした雰囲気の中で、軽食と飲み物を楽しみながら、新作アートをじっくりと体感してみてはいかがでしょうか。

アーティストのバックグラウンド

Funny Dress-up Labのアーティストは千葉出身で、現在は京都に在住。彼は、もともとミニ四駆のドレスアップ用として作られたステッカーに魅了され、その鮮やかな色合いや独特の形状を活かしたコラージュ作品を制作しています。展示される作品はすべて、世の中に流通しているドレスアップステッカーを用いており、資源が尽きることでその制作も終焉を迎えるといいます。

まとめ

この「IKEZU」展は、ただのアート展示を超え、観覧者が文化や風習に対して新たな視点を持つきっかけとなることでしょう。皆さんもぜひ足を運び、感性を刺激する体験を共有してください。

開催情報は、URBAN RESEARCH KYOTOの公式インスタグラムや店舗で確認できます。文化とアートが交差する瞬間に、あなたも参加してみてはいかがでしょうか。