新しい学びの場「清水寺学峯」が誕生
2025年1月、京都・清水寺に新しく設立される「清水寺学峯(がくほう)」は、仏教の知恵とリベラルアーツを組み合わせた独自の学びの場です。このプロジェクトは、現代社会において失われがちな智慧を再発見することを目指しており、幅広い世代が参加することができる環境を整えています。
清水寺学峯の理念
「清水寺学峯」の設立に関して、学峯長である森清顕氏は、私たちが溢れる情報の中で『分かった“つもり”』に陥っていることを指摘しました。情報の本質を深く理解するためには、ただ知識を得るだけでなく、自分自身の頭で考え、実践していくことが重要だと語ります。
この場は、ただの知識を得るためだけの教室ではありません。学生や社会人が集まり、様々なバックグラウンドを持つ参加者同士が交流することで、新たな知恵が生まれることを期待しています。
学びのプログラム
「清水寺学峯」では、2025年1月から3月の期間に3回の講義やワークショップが行われます。
- - 第1回 SESSION(令和7年1月18日、清水寺洗心洞)では、文化行政をテーマにした基調講演とディスカッションが行われ、今泉柔剛氏が講師を務めます。
- - 第2回 SESSION(令和7年2月23日、清水寺円通殿及び本堂)では、能楽に関する講義が開催され、金剛龍謹氏がその魅力を教えてくれます。実際に本堂での仕舞鑑賞も予定されています。
- - 第3回 SESSION(令和7年3月22日、清水寺洗心洞)では、個人の課題を社会的に転換するためのワークショップが実施されます。
このように、多様な内容が用意されており、参加者は自らの成長を実感できるでしょう。
参加の申し込みについて
参加を希望する方は、10月31日から1月6日の間に申し込みを行う必要があります。学生向けの受講料は3,000円、社会人は30,000円で、未成年者の場合は保護者の承諾が求められます。また、定員には限りがあり、選考もあるため早めの申し込みをおすすめします。
この新しい学びの場「清水寺学峯」では、自分の知識を深化させ、そして新たな出会いを通じて己の智慧を磨く絶好の機会となるでしょう。この機会を利用して、深い知識と豊かな経験を手に入れることができるかもしれません。
参加を通じて、歴史ある清水寺での特別な体験を楽しみながら、新しい自分を見つけてみてはいかがでしょうか。