2025年2月21日、AUTHENTIC JAPAN株式会社(本社:福岡市)は、石川県珠洲市や穴水町に対して、災害時に持ち主の位置を特定できる「DRS」(ダイレクト・レスキュー・システム)発信機を寄贈しました。これにより、地域の防災対策が一層強化されることが期待されています。
記念すべき贈呈式が両市町の役所で開催され、珠洲市では泉谷満寿裕市長をはじめとする関係者が出席し、寄贈された26台のDRSが市内の公立小学校に通う児童に配布予定であることが発表されました。これらの端末は、登下校時の安全保障や、災害時の避難支援に大いに役立つとされています。
同日の穴水町でも、8台のDRSが寄贈され、大間順子教育長のもと、町役場にて贈呈式が行われました。関係者が集まり、子どもたちの安全を守る方策についての意見交換が活発に行われました。
DRSは、「ココヘリ」として知られる17万人が利用する山岳救助サービスで培った技術を活用しています。このシステムは、街中におけるあらゆる「探す」ことに特化し、専用の衛星通信やGPS、Bluetooth通信を駆使して、発信機から位置情報を送信します。スマートフォンを介してその位置情報を確認できるため、必要に応じて正確な位置まで特定することが可能です。
この新しいシステムは、登下校時に児童を見守るだけでなく、災害発生時の避難誘導や救助活動にも役立つことが期待されています。この取り組みを通じて、地域住民の安全が一層確保されることになり、地域の防災意識向上にも貢献することでしょう。
寄贈されたDRSは、それぞれの地域の特性に合わせた活用方法が模索される見込みです。特に、小学生たちの日常生活においては、通学路の安全が重視されるため、発信機の利活用により、不測の事態に対する備えが強化されるでしょう。想定外の災害に備えて、あらかじめ位置情報が確保されることで、早急な助けを受けることが可能となります。
AUTHENTIC JAPAN株式会社は、代表取締役社長の久我一総氏の指揮のもと、山岳捜索サービス「ココヘリ」ならびに、安全技術の進化に努めており、地域貢献の重要性を深く認識しています。久我社長は福岡県福岡市出身であり、大学卒業後に技術会社での経験を積み、独立した経歴を持つ実業家です。彼は、企業を通じて地域の安全向上に寄与するべく、これからも様々な施策を展開していくことでしょう。
この取り組みが、地域の防災力を高めるだけでなく、子どもたちを守るための重要な一歩となることを期待します。