熊本県特産の機能性食品「菅乃屋馬刺しモモスライス」が発売決定

熊本県の特産品が新たな健康食品へ

株式会社千興ファームが手がける新しい健康食品が、その名も「菅乃屋馬刺しモモスライス(冷凍)」です。この商品は、熊本県の特産品を大いに活かした機能性表示食品で、2025年8月1日から全国に向けて販売が開始される予定です。商品開発の経緯や特色について、詳しく見ていきましょう。

開発の背景と知事への表敬訪問

この馬刺しが開発されたのは、県の特産品を使った高付加価値商品を創出することを目指した結果です。2025年7月25日には、同社の代表取締役社長、菅浩光氏が熊本県庁を訪れ、木村敬知事にその成果を報告しました。この場で、商品の開発過程や県内の関連機関との連携について説明し、知事からはさらなる激励の言葉がありました。この訪問は、商品が地域に与える影響や、県との関係の重要性を再確認する良い機会となりました。

商品の特徴と効果

「菅乃屋馬刺しモモスライス」は、熊本県産業技術センターの支援のもと、原材料に含まれる成分の徹底した分析が行われました。その結果、特に注目されているのが「イミダゾールジペプチド」という機能性成分です。この成分は、日常生活における疲労感を軽減する効果があるとされており、消費者庁への届出も行われています。これにより、熊本県の素材に新たな健康価値が見出されたのです。

商品は、40g入りで、希望小売価格は1,080円（税込）。冷凍の状態で210日間保存可能で、消費者のニーズに応える品質を保っています。先行販売は2025年7月25日から公式オンラインショップにて行われ、一般店頭では8月1日から購入が可能です。

企業の理念と今後の展望

千興ファームは、老舗の馬肉加工メーカーとして知られています。特に、馬肉専用の一貫生産体制を備えており、厚生労働省の生食基準や国際的な衛生基準もクリアしています。このような高い基準が支持される背景には、安全で安心な商品の提供を追求する企業姿勢があります。

今後も、地域の農畜産物に対する高付加価値化を図りながら、新たな商品開発を推進し、販路拡大にも力を入れる方針です。地元の行政や研究機関とのさらなる連携を強化し、地域産業の活性化に貢献し続ける姿勢が伺えます。