カードローン審査に関する実態調査
最近、金子賢司FP事務所が独自に行ったカードローン利用者に対するアンケート調査では、意外な結果が浮かび上がりました。調査対象は20歳から60歳の男女で、合計196名が回答しました。この調査の主な目的はカードローンに関する利用状況や審査結果についての実態を把握することです。
審査落ちの現状
調査に参加した方々のうち、約42.3%が一度はカードローンの審査に落ちた経験があると答えています。この数字は決して軽視できるものではなく、過去にカードローンを利用したことがある人のほぼ半数近くが、審査での失敗を経験していることを示しています。
借入額の実態
では、カードローンを利用した際に一体どれくらいの金額を借りているのでしょうか。調査結果によると、最も多かったのは「10万円超50万円以下」のカテゴリで、全体の33.7%を占めました。次いで、「10万円以下」が31.1%、「100万円超」が20.4%という結果でした。これにより、多くの利用者が比較的少額の借り入れを行っていることが分かります。
利用した金融機関は
利用者がどの金融機関のカードローンを利用しているかという点でも興味深い結果が出ています。調査によると、消費者金融のカードローンを利用した方が39.3%と最も多く、次いでネット銀行が22.4%、地方銀行が17.9%という結果となりました。このことから、消費者金融が主流であることが伺えます。
最初に申し込んだカードローンは
興味深いのは、最初に審査を申し込んだカードローンのブランドです。アイフルが最も多く、全体の16.3%を占める結果となっています。次にプロミスが15.8%、楽天銀行スーパーローンは12.8%の割合で続いています。これは、消費者金融が利用されやすい環境にあることを意味しています。
審査落ちの理由
最も多い審査落ちの理由は「収入が不安定・低かったから」で、全体の37.3%を占めました。収入面での問題がカギとなり、多くの人が審査に落ちる要因となっています。また、次いで多かったのは「複数の金融機関から借り入れをしていた」という回答でした。これは、返済能力の面でも不利に働くことがあるため、注意が必要です。
まとめ
この調査結果から、カードローンを利用する際には自分の財政状況をしっかりと見直すことが重要であると改めて実感しました。借り入れを考えている方は、収入の安定性や既存の借り入れ状況を見極めることが、審査通過への道となるでしょう。また、金子賢司FP事務所ではこのような家庭の財政に関する情報を提供しており、今後も役立つ情報を発信していきます。