ウクライナで再び悲劇、ミサイル攻撃で子ども3人を含む4人が死亡…「子どもたちは絶え間ない恐怖にさらされている」
ウクライナ中部の都市クリヴィー・リフで起きたミサイル攻撃で、母親と3人の子どもを含む4人が死亡しました。この攻撃は、現地時間11月12日夜間に発生し、家族のアパートが瓦礫の下敷きになりました。
犠牲になったのは、10歳のキリル、もうすぐ3歳になる弟のデミド、そして生後2カ月の妹ウリヤーナの3人と、彼らの母親です。父親は、唯一の生存者でした。
ユニセフ(国連児童基金)ウクライナ事務所代表のムニア・ママザデは、この悲劇的な出来事を受け、声明を発表しました。ママザデ代表は、ウクライナの子どもたちが恐怖と不安にさいなまれている現状を訴え、人口密集地域への攻撃の中止を強く求めています。
「子どもが、絶え間ない恐怖に襲われながら暮らすようなことがあってはなりません。人口密集地域への攻撃は止めなければなりません。自宅であろうと学校であろうと遊び場であろうと、どこにいたとしても、ウクライナの子どもたちは守られなければなりません。」
11月に入ってからの12日間だけでも、少なくとも4人の子どもが命を奪われ、20人以上が負傷したと報告されています。ウクライナでは、ミサイル攻撃による被害が相次いでおり、子どもたちが安全に過ごすことは困難な状況です。
ユニセフは、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちの権利と健やかな成長を促進するために活動しています。今回の悲劇的な出来事を受け、改めて子どもたちの安全確保の重要性が浮き彫りになりました。