新作浮世絵登場!映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』とのコラボ
国民的アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」とのコラボレーションにより、新たに2つの浮世絵作品が登場し、アニメファンと浮世絵愛好家を沸かせています。これらの作品は、映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』を基にしたもので、深い友情を描き出しています。新作は、株式会社版三が手掛け、オンラインショップでの販売が予定されています。
期待の新作2作品
新たに発表された作品は、「道連れの酌」と「暁月之縁」の二つです。「道連れの酌」では、鬼太郎の父と原作者の水木しげるとの友情がテーマ。この作品は、明治初期の浮世絵師・豊原国周の「楽屋二階影評判」をモチーフにしています。二人が背を向けながらも、障子の陰で一杯を交わす光景は、彼らの絆を象徴するものとなっています。
一方、「暁月之縁」では、鬼太郎、目玉おやじ、ねこ娘の三人が描かれています。この作品も前作「暁の友」との対比が光るもので、月岡芳年の名作「月百姿 吼噦」がそのインスピレーションの源です。タイトルに込められた「有明月」という言葉が示すように、夜明けの後に残る月の光を通じて、鬼太郎の成長や仲間との絆が感じられるような構成になっています。
作品の魅力
どちらの作品も、映画のテーマに合わせたセピア調の色彩で仕上げられており、独特の風情を醸し出しています。さらに、画面の隅々に施された不気味な演出が、観る人に物語の奥深さを想像させ、浮世絵という形式の新たな魅力を引き立てています。
これらの浮世絵は、映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』が示す没入感を一層深めており、画面の中に存在する人物たちの感情や背景を感じ取ることができます。
販売情報
新作浮世絵は、オンラインショップの「浮世絵工房」にて、11月21日から販売開始されます。どちらの作品も、税別価格30,000円での提供となります。
商品概要
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販売価格:30,000円(税別)
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販売数:初版200部
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サイズ:(絵)縦29.0㎝×横20.4㎝、 (額)縦41.0㎝×横32.2㎝
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素材:木材、樹脂、アクリル
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技法:ジークレー版画
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販売価格:30,000円(税別)
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販売数:初版100部
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サイズ:(絵)縦29.0㎝×横20.4㎝、 (額)縦41.0㎝×横32.2㎝
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素材:木材、樹脂、アクリル
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技法:ジークレー版画
作家紹介
これらの作品は、版三で浮世絵のデザインを手掛けた江幡喜之によるもので、最近では「鉄腕アトム」とのコラボや、企業用浮世絵アイコンを制作するなど、幅広い活動を展開しています。
浮世絵の伝統を守りながらも新しい挑戦を続ける版三の作家の手による新作を、ぜひお楽しみに!
【オンラインショップリンク】
浮世絵工房