特別展「正倉院 THE SHOW」開催のお知らせ
2025年に大阪市中央区の大阪歴史博物館で開催される特別展「正倉院 THE SHOW—感じる。いま、ここにある奇跡—」では、1300年という長い歴史が息づく正倉院の宝物群を最新のデジタル技術を駆使して展示します。この展覧会では、現代のアーティストたちが正倉院にインスパイアを受けて制作した新しい作品も楽しめる点が大きな注目を集めています。
アーティスト亀田誠治の思い
本展のコラボアーティストの一人、音楽プロデューサー兼ベーシストの
亀田誠治さんは、子供の頃から正倉院に強い憧れを抱いてきたと語ります。彼は、1300年前の楽器の音と現代の音楽を融合させた作品「光」を制作しました。亀田さんは、遣唐使が伝えた多くの文化と、歴史に根ざした愛の物語を観客に伝えたいとの想いを込めています。公式メッセージ動画も公開されており、彼の情熱あふれる言葉を直接感じ取ることができます。
音声ガイドに神谷浩史が就任
この展覧会では、視覚だけでなく聴覚からも楽しむことができる音声ガイドが提供されます。人気声優の
神谷浩史さんがナビゲーターを務め、正倉院の魅力を語りながら訪問者を導きます。彼が「旅人」として案内することで、訪れる人々は時を超えた物語を一緒に旅する感覚を味わえます。音声ガイドは来場者のスマートフォンで自由に聴ける形式で提供され、展示と合わせて楽しむことができます。
フェリシモとのコラボ商品も登場
さらに、特別展にはストーリーを持つアイテムとして、ファッションやインテリアアイテムを展開するフェリシモとのコラボレーションが実現しています。「螺鈿箱ラウンドトートバッグ」など、これらのアイテムは、正倉院の美しい宝物を日常生活に取り入れることができる素晴らしいきっかけとなります。ビジュアルと質感が見事に再現された各商品は、展覧会の特設ショップで販売されます。
特に、
螺鈿紫檀阮咸グラスコードや
紫地鳳形錦御軾もちふわティッシュカバーなどのアイテムは、正倉院の歴史を感じさせながらも実用的なデザインに仕上がっています。これらは日常使いしながらも、貴族的な感覚を織り交ぜた一品です。
特別展の概要
展覧会自体は「愛 美 紡ぐ」という3つのテーマで正倉院の背景にある多彩なストーリーを紐解きます。宝物を360度スキャンした高精細な3Dデジタルデータと、再現模造・映像・音楽・照明を組み合わせることで、まるで正倉院の世界に引き込まれたかのような体験を提供します。展示会場には正倉院の実物宝物は展示されませんが、それを補完する華やかな演出がなされる予定です。
開催概要
- - 名称: 特別展「正倉院 THE SHOW—感じる。いま、ここにある奇跡—」
- - 会場: 大阪歴史博物館(大阪市中央区)
- - 会期: 2025年6月14日(土) ~ 8月24日(日)
- - 開館時間: 9:30 ~ 17:00(入館は閉館の30分前まで)
- - 休館日: 毎週火曜日(ただし8月12日は開館)
- - 主催: 大阪歴史博物館・正倉院 THE SHOW 実行委員会
- - 監修: 宮内庁正倉院事務所
この特別展は、単なる展示を超え、感動的な体験を提供することを目指しています。正倉院への新たな理解が深まるこの機会をお見逃しなく!