和歌山市とソフトバンク株式会社の連携協定
和歌山市はこのたび、ソフトバンク株式会社との間で「DX(デジタルトランスフォーメーション)」推進に関する連携協定を結びました。この協定は、和歌山市が掲げる『きらり輝く元気和歌山市』というビジョンの実現を目指すものです。両者は今後、リソースを活用しながら市民の利便性向上や新たな価値創出、さらには安心・安全で快適なまちづくりを進めていく方針です。
協定締結式の概要
令和7年10月2日(木)に、和歌山市役所本庁舎4階市長室にて協定締結式が行われました。この式典には、ソフトバンク株式会社から法人統括公共事業推進本部本部長の柏木陸照氏および法人統括西日本営業本部部長の千葉経道氏が出席しました。また、和歌山市の市長、尾花正啓氏も同席しました。
連携事項と主な取組
協定の中で両者は以下の3つの主要な取り組みを進めることに合意しました。
1. 防災・災害対策
デジタルテクノロジーを活用した避難活動の支援を行い、地域の防災力を向上させるべく取り組みを進めていきます。
2. 地域魅力の発信
デジタルを活用して地域の魅力を広く発信。ビッグデータを駆使した観光施策を実施し、来訪者を増やすための手立てを模索していきます。
3. 行政のデジタル化
市役所の業務の効率化を進めるために、キャッシュレス決済の導入や多様な働き方を推進し、職員と市民双方のワークライフバランスを改善します。
4. DX人材育成
デジタル関連の専門人材である「DXソムリエ」の育成を支援し、市職員のデジタルリテラシーの向上を図ります。今後の取り組みとしては、この分野の人材育成が最重要課題となるでしょう。
まとめ
和歌山市の取り組みは、地域の住民へのサービス向上だけでなく、観光の促進や行政運営の効率化など、多岐にわたる利益が期待されます。ソフトバンクとの協力を通じ、地域全体のデジタル化が進むことにより、和歌山市がさらに住みやすく、魅力的な街になることを願っています。今後の成果に注目です。