福岡大学生の受賞
2025-06-26 18:20:22

福岡大学の学生がITSシンポジウムで受賞!革新的な運転シミュレーション技術を発表

福岡大学の学生がITSシンポジウムで受賞!



福岡大学工学研究科電子情報工学専攻に在籍する國信綾斗さんと結城光太郎さんが、先日行われた「ITSシンポジウム2024」と「情報処理学会」でそれぞれ受賞しました。2人は、最新の運転シミュレーション技術の研究を発表し、高い評価を得たのです。

専門家の指導を受けて



國信さんの指導を務めた小野晋太郎准教授は、知能化移動体や交通環境理解のための画像情報技術に精通しています。また、情報処理学会は情報科学に特化した日本最大級の学術団体として有名です。最新技術に基づいた研究が評価され、最高の賞が授与される機会を得ることができたのです。

研究内容紹介



國信さんの研究:「実映像ドライビングシミュレータにおけるNeRFの活用」


この研究は、実際に撮影された映像を用いて運転シミュレータの運転画面を構築するものです。一般的に、映像プレイバックや速度変更は簡単にできる一方で、車線変更などの視点の移動には工夫が求められます。

本研究では、NeRFという技術を駆使して視点を自由に推定し再現する手法が使われています。ただし、処理に時間がかかるという課題にも直面しました。そこで、画像の周辺部における処理を簡略化し、GPUを使った並列処理を実施することで、元の手法よりも迅速化し、リアルタイム処理に接近することに成功しました。

結城さんの研究:「超解像を用いた道路反射鏡画像からの車両検出」


結城さんの研究は、車載カメラで撮影したカーブミラー内の車両を検出し、死角の危険を予知することを目的としています。画像処理に機械学習を用いて、小さな画像を拡大・精細化し、検出の精度向上を図るもので、プレゼンテーションの出来栄えが高く評価され、奨励賞を勝ち取ることができました。

受賞の喜び



受賞について國信さんは「このような賞を頂き大変光栄です。研究においては試行錯誤の連続でしたが、周囲の支えがあってこそ形にできました」と話しました。一方で結城さんは、「多くのご指導をいただき感謝しています。毎週の進捗報告会での工夫が、今回の成果につながったと思います。この経験が今後の研究に繋がる自信となりました」と語りました。

今後の展望



二人は今回の受賞を経て、さらなる研究への意欲を高めています。運転シミュレータや交通環境理解の分野は、今後ますます重要性を増していくことでしょう。新技術の開発が進む中、彼らのような若い研究者が先陣を切っていくことが期待されます。福岡大学から未来の技術を支える専門家が育っていくことに、私たちも期待を寄せています。


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福岡大学
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福岡県福岡市城南区七隈八丁目19番1号
電話番号
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